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Vol.34 [2018/7/16-2018/10/14]
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編集部ブログ
2012.10.01

オアフ島のオフィス市場に回復の兆し

オアフ島での今年第一四半期~第三四半期を通じたオフィス占有率は3万8,651平方フィートにおよび、オフィス市場がゆっくりではあるが着実に回復していることが分かった。

 コリアーズ・インターナショナル・ハワイの2012年第三四半期のレポートによると、第一四半期末には13.6パーセントだった空室率が第三四半期には13.43パーセントに減少、二四半期連続で低下を見せた。

 オフィス占有率の増加は穏やかだが、商業不動産においてはより多くの企業が積極的にビジネスの拡張もしくは移転を考えており、将来、占有率の上昇、空室率の低下につながると見られている。

 同レポート作成者であり、同社のリサーチ&コンサルティング部長のマイク・ハマス氏は、「確固たるものではないが、プラス成長を見せている」、「賃貸料は安定化してきており、テナントが賃貸料交渉を開始してもよい時期ではないか」と語った。

 同レポートによれば、第三四半期にいくつかの企業が大きな賃貸契約を結んでおり、このうちのいくつかは来年の移転を予定。グッドシル・アンダーソン・クイン・アンド・シュティーフェル法律事務所、アーキテクツ・ハワイ、ホノルル鉄道システムは、6ヶ月以内にスペースの拡張、もしくは移転を予定しており、現在これらのテナントが入居中のオフィス・スペースが移転後、賃貸可能な状態となる。

 ハワイの商業不動産を専門に行うハワイ・コマーシャル・リアル・エステイトのジェイミー・ブラウン社長は「今まで以上にテナントの移転が見られ、取引が活発化している」、「ホノルルのダウンタウンはこの辺りで最も家賃が手ごろな上に立地もオフィスの質も良いため、移転するテナントが増加してきている」と語った。

 ビショップ・ストリート・コマーシャルの社長兼CEOマシュー・ビティック氏も、「一定の業種が拡張を見せ始めており、昨年のような景気の下降は見られない」とオアフ島内におけるオフィス市場の活発化を認めている。
2012年1月~9月までの間に占有率が上昇したのは下記の4つのエリアで、カリヒ・イヴァレイ・カパラマ(2万9,556平方フィート増)、カカアコ・カピオラニ・キング(2万2,750平方フィート増)、ウインドワード・オアフ(6,148平方フィート増)とエアポート・マプナプナ(1,757平方フィート増)、逆に空室率が上昇したのは、リーワード・オアフ(9,043平方フィート減)、ワイキキ(6,593平方フィート減)、東オアフ(5,258平方フィート減)、セントラル・ビジネス地区(666平方フィート減)ということが分かってる。

 オアフ島のオフィス賃貸平均価格においては、2011年末の月1.56ドル/平方フィート当たりから今年は1セント増加。最も安かったのはカリヒ・イヴァレイ・カパラマの1.25ドルで、逆に最も高かったのはリーワード・オアフの2.13ドルだった。

 現在、オアフ島のオフィス占有率のかなりの割合を占める鉄道システムの行く末はホノルル市長選により左右されるることから、市長選終了まではオアフ島のオフィス市場も不確かといえそうだ。

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