ハワイ(ホノルル)現地時間
12/11(月)10:34
Vol.30 [7/17-10/15]
ハワイに住む表紙・パークレーン/ワイエア 超高級物件の驚くべき全貌
・本田直之氏が厳選 オアフ最新レストラン
・クールビズにアロハシャツを
・保存版 日本語OKなハワイ弁護士リスト
・グリーンカード抽選情報
・本格的な指圧・マッサージ・整体院
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"ハワイ在住ママたち"が語る
ハワイに数多く存在する、築年数の経過したコンドミニアム。メンテナンスや修繕・改装時の注意点について、 ハワイ歴35年、宮大工として比叡山延暦寺などの修繕作業にも携わったことのある熟練大工さんに伺った。
不具合は徐々に表れている!建物にも定期点検を
 建物にはメンテナンスが欠かせません。それは新築でも築40年でも大きな変わりはなく、人が食べ物に気を配り、体調を気にするのと同じくらい、日常的に必要なことなのですが、建物はしゃべりませんし、住人は建物の調子が良い時にはついついそれを怠るため、いきなり不具合となって表れるのです。
特に注意が必要な水回り 弱さを感じるハワイ物件
 ハワイの建物は水回りに弱点が見受けられることが多いように思います。私が対応したトラブル経験の約8割は水に関連するものです。トイレのつまりはもちろん、トイレやバスタブの設置面からの水漏れ、台所シンクへの汚水の逆流、廃水臭、スプリンクラーからの水漏れなど、例を挙げればきりがありません。壁の内部を通るパイプから水滴が落ちるだけで、月日が経つと壁内はカビで真っ黒に汚れ、壁は腐り、階下やその階下までもを水漏れのトラブルに巻き込むことになります。  施工の方法により異なるのですが、ハワイの建物はトイレとお風呂のパイプが一体化されていることが多く、トラブルが大きくなると、トイレだけの不具合に見えたものが、トイレとお風呂場の壁を全部外すような大工事になりかねません。日頃からシミや亀裂、膨らみなどの小さな変化にも注意を払い、見逃さずに手当てをすることが大切です。
何事にも寿命がある 定期的なアップデートを
 また、基本的な素材の寿命を知ることも必要だと思います。水回りの境目にある白いゴムのようなものをコーキングと言いますが、通常使用でも約10年で寿命です。痩せて隙間ができると水漏れの元になります。床と便座の設置面にも見えない部分に同じような素材が使われますので、定期的な取り換えが必要です。窓設置型のエアコンは5年以上前の製品なら交換をお勧めしたいです。現在の製品は水をうまく蒸発させられるように改良されていますが、古い製品は冷却水が外に流れ出る仕組みになっているため、コンクリートを侵食することがあるからです。窓際の床を踏みしめた時に、ふわりと沈む感じがしたら要注意です。
内部はオーナー責任!保険とプロの力で対策を
 共用部分のメンテナンスや修理は、管理費から賄われることが大半ですが、所有部分=部屋の中側は全てオーナー責任です。損害保険の加入を検討されることはもちろん、信頼できる業者に月単位でのメンテナンスを依頼するなど、プロの目と耳にと経験に頼り、潜んでいるトラブルを事前に防ぐ手立てをするのも一つの方法かもしれません。また、不動産売買の際に必ず入るインスペクター(検査官)。購入直後のトラブル回避のためにも、十分な経験と知識のあるインスペクターを探すことも大切だと思います。

取材協力…オリエンタルクリエーション 本格和室、茶室の設計・施工から和テイストのリフォーム、一般モダンリフォーム、店舗改装、メンテナンスで長年の実績を持つ。 ☎808-366-8666
2015/4/15発行 ハワイに住む掲載記事