【インタビュー】aiTWorks高橋さん:アメリカ・ハワイのM&Aと投資家E2ビザ取得の見通し

更新日 2020.09.28

新型コロナウィルスの影響を世界的に受ける中で、”アメリカ・ハワイでの事業M&Aは狙い時”だと考えるのが、M&AコンサルティングをおこなうaiTWorks(アイティーワークス)高橋さん。2020年後半の対アメリカ投資、M&Aによるアメリカ移住などの状況について、高橋さんの見通しを伺った。

aiTWorksについての記事はこちらから>>

2020年9月現在、ハワイへは14日間の自己隔離なしでは来られず、観光業がストップしている状態が続いている。(10月15日からは特定のPCR陰性検査条件付きで隔離なしで渡航可能予定)

気軽に物件を見に来られない状態の今ですが、だからこそ去年よりも好条件で事業を買えるチャンスとも言える。実際に、ハワイへのM&Aや移住についての問い合わせも増えているそうだ。

 


 


編集部:マーケットの状況はどうなのでしょうか?

高橋さん:

アメリカ、ハワイでの事業売却物件は増加しています。
とくに、優良な物件が、今までより安くマーケットに出てくるなど「買い手市場」と言えますね。

これは、コロナ禍でのロックダウン等により人気もブランド力もあったがキャッシュフローが回らなくなった飲食店や小売店などが、今まで以上に安い値段で事業売却に踏切るケースが多いためです。このように窮状での事業売却の場合、少しでも早くキャッシュ化したいというのが本音。​飲食店や美容サロンなどコロナの影響を受けている業界の案件はコロナ前の1/5(20%)以下になっている案件​​もあります。  

 



またコロナ禍の中で、不動産業界にも3DビューやYouTubeで売出し物件情報を提供するブローカーも増えてきて、オンライン内見が一気にメジャーとなりました。これは海外からの投資を考える人にとっては朗報です。

同時に、弊社の場合、ハワイで現地スタッフが、店舗を直接視察に行き、店内の様子など、ペーパー上だけではわからない情報を調査し、お伝えすることも可能です。


最終的には何度かは現地に来てご自身の目で見てから投資を決める方がほとんどですが、9割がたの投資検討は日本にいながらにしてオンラインでできます。

”ハワイに気軽に行けないし、今その時期じゃない”と思われる方も多いですが、逆バリ思想のできる方には ”だからこそ、今じゃないとこの値段では買えない物件が出てきますよ”とお伝えしています。


編集部:現在マーケットに出ている業種や売出し物件について教えていただけますか?
 

高橋さん:

飲食店や美容系のサロンなどが多いですね。
事業に投資しEビザを取得してアメリカ・ハワイに移住してくる方のケースでは30万ドル前後の投資額で事業を買収される方が多いです。
 



先程も申し上げたように、買い手市場で好条件の物件が出ています。

●内装に1ミリオン以上かけた物件が50万ドル程度で売りに出され、さらに値下げ交渉の余地ありというケース
●30万ドルで売りに出ていた事業が7万ドルほどに下がったケース
●世界的なファーストフードチェーンのハワイフライチャイジーの一等地店舗が20万ドル以下で売出し中というケースなど

今後、2度目のロックダウンが終わったのでまだ物件が出てくる可能性が高いのではと思っています。


編集部:M&Aによる投資家ビザ(E2ビザ)取得の状況はいかがですか?
 

高橋さん:

私はカリフォルニアで移住コンサルタントも行っており、またaiTWorksのチームには移民弁護士や会計士もいますので、最新情報を常に集めています。

報道されている通り、トランプ大統領命により永住権(グリーンカード)や専門職ビザ(H-1ビザ)、また研修ビザ(J-1)の取得が厳しくなっています。

しかし、その中で投資家向けのE-2ビザは、​アメリカに雇用を生むという点と投資金がアメリカに入る点で従前同等もしくはそれ以上に取得しやすい状況になっていると思います。  

ただ​実際に、長期間に渡ってビザ審査プロセスが滞留した分、後ろに伸びたり、追加資料の提出要請が来るケースが増えているのは事実です。
 



​アメリカ人が既に複数人雇用されている事業を買収する場合は、E2ビザが取れることを条件に売買契約を行い、ビザ取得ができた場合にはじめて買収成立するという方法でビザ申請することもできます。

この場合、ビザ取得できない場合は買収が成立せずアメリカ人の雇用を救うことができなくなるため、よりE2ビザの取得がしやすくなると思います。​またE2ビザ取得のための面接でも緊急面接が設定できたというケースがあります。  


このように、M&Aにもビザ取得にも、これが正解という答えはなく、お客様により最適な案件やビザ申請の方法が異なってきます。です。どういう条件で、いつ頃、どのような事業買収をしたいのか、アメリカ/ハワイに移住をしたいのか、などお聞かせいただければ、​などお聞かせいただければお客様に最適な案件調査とビザ申請のアプローチができます。

いい物件が安く買える可能性の高い今だから人より早く動き出す価値があります。ぜひご相談ください。


 

こんな時期だからこそ、狙い目の物件も出てきているとのことなので、ワンストップで対応してくれる高橋さんにまずは相談してみてはいかがだろう。
 

 aiTWorksさんへのお問合せはこちらから>>

関連キーワード

各カテゴリーのお知らせを見る

不動産会社・
エージェントにお問合せ
閉じる