ハワイと日本を愛し、長年にわたって日本企業のハワイ進出や事業拡大において、法人企業のパートナーとして支援をしてきた瀬田さんからの熱いメッセージです。
ハワイへ、そして仕事とお客様へ、復帰して感じる“感謝と情熱”
瀬田さん：
ハワイに来て、もう56年になります。4年前に一度CPBをリタイアしましたが、今年またご縁をいただき、インターナショナル・コーポレートバンキング部門のジェネラルマネージャーとして復帰しました。自分の中で「もう一度やりたい」という使命感が湧いたのです。
CPBという銀行は、他にはない独特の魅力があります。お客様への強いコミットメント、そして情熱をもつメンバーが多い。仕事にはやはり“情熱”が必要です。お客様のためになることを一途に考え、行動する。その想いを全員が共有しているのがCPBの素晴らしさだと思います。私自身、再びこのチームに加わることができて、本当に嬉しく思っています。
久しぶりに現場に戻って感じるのは、感謝の気持ちです。ハワイに住んで半世紀以上経ちますが、今でもハワイは本当に素晴らしい場所だと感じます。そして、CPBの創業者の一人であるダニエル・K・イノウエ氏をはじめ、戦後のハワイ経済を支えてきた先人たちへの感謝も強く感じています。彼らの尽力があったからこそ、今のハワイがある。そうした歴史を受け継ぎながら、自分も再びハワイの経済と人々のために貢献していきたいと思っています。
このポジションにいつまでも自分がいるつもりはありません。これまでの経験を活かして、次の世代にどんどん引き継いでいきたいですね。バンカーとしての姿勢や、お客様との信頼関係の築き方を伝え、後輩たちが育っていくのを見るのが、今の自分の大きな喜びです。
国際部は法人と個人にそれぞれフォーカスできる体制に再編
いままで国際部として、法人と個人のお客様を同じチーム内でサポートしてきましたが、この度、さらにそれぞれのニーズにきめ細かく対応するため組織を再編いたしました。
法人のお客様は、インターナショナル・コーポレートバンキング部門が担当となり、私がジェネラルマネージャーとして統括しています。法人向けバンキングの業務内容そのものは変わっていませんが、各社の事業目的に寄り添い、一社ごとにしっかりと時間をかけられる体制となりました。今まで以上に事業のご相談や、ご提案を丁寧に行うことで、お客様の利益を最大化できるよう努めています。
また、また、個人のお客さまはリテール・
特にここ1年ほどで、日本企業のマインドセットが大きく変わってきたように感じています。円安が続く中、「円高を待っていられない」「このままではいけない」とアメリカ進出を検討される企業が増えています。ハワイはその橋渡しとなる絶好の拠点です。
日本の銀行との協業で深まる絆
CPBは、日本の複数の金融機関と覚書（MOU）を締結しています。お客様をご紹介し合うことで、双方のビジネスチャンスを広げていく取り組みです。たとえば、京都信用金庫（京都最大の信金）とのMOUは、京都とハワイの中小企業の活性化を目指すものです。中小企業が元気になると、雇用が生まれ、地域経済も盛り上がります。
また、北海道の北洋銀行や、東京スター銀行ともMOUを結び、研修制度を通じて人材交流や、日本とハワイをつなぐ投資や進出の支援を相互で行っています。
日本企業はぜひもっと世界に羽ばたいていただきたい
前述したように、積極的な事業拡大のチャンスを求めて、日本からのハワイへの進出を希望される企業が増えています。業種としては、自社のブランドでハワイ進出したい外食事業、またハワイで既存のチェーンを買収したいといったご相談、また法人として収益物件へ投資したいといった不動産関連のご相談も多いですね。
私は、ハワイは日本企業にとって「世界へ羽ばたくためのステッピングストーン」だと考えています。為替や物価の面でハードルはありますが、それだけ得られるものも大きい。海外を見てから日本を見ることで、視野が広がります。ハワイはアメリカ本土やアジアへのゲートウェイとしての役割を持ち、日本企業の海外展開を後押しできる場所です。
また、ハワイで育った日系二世や三世のバイリンガル人材が豊富なのもハワイの良さです。彼らは、日本文化も理解し、アメリカのビジネス感覚も持ち合わせています。ぜひもっとこういった人材を活用してほしいですね。次世代が日本企業とハワイ、さらにはアメリカ本土をつなぐ懸け橋になれると信じています。
日本の企業の皆さんには、ぜひもっと世界に羽ばたいてほしい。ハワイはその第一歩を踏み出すための最高の場所です。CPBはこれからも、その挑戦を全力でサポートしていきます。
（FDIC加盟銀行）
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（FDIC加盟銀行）