ハワイ州、今年の雨季は降雨量が少なく 2024年まで干ばつが続く予想

ハワイ州、今年の雨季は降雨量が少なく 2024年まで干ばつが続く予想

更新日 2023.10.19

米国海洋大気局(NOAA)は水曜日に今年のハワイの雨季の降雨量の見通しを発表した。ハワイの雨季は通常10月から4月まで続くが、降水量が平均を下回る見通しであり、現在の干ばつ状況の改善は期待できないとした。

また、今シーズンには歴史的に強いエルニーニョ現象が発生し、ハワイは過去30年間で8番目に乾燥した年になっている。また現在から2月末までに干ばつはさらに進むだろうと予測。このエルニーニョ現象は来年まで続き、2024年の乾季にも及ぶ可能性が高いとしている。土壌と植物の乾燥により森林火災の危険性が高まる。

この干ばつは本来雨季に育つ農作物の育成状況や、酪農にも影響を及ぼし、灌漑されていない地域の農地や牧草地では影響がさらに大きくなるという。

一般的に、エルニーニョ現象が赤旗警報(火災発生警報)を引き起こすことは稀だが、今年は例外かもしれないと指摘されており、火災のだけでなく、鉄砲水などの災害にも注意喚起がなされている。

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