米大手会員制倉庫型小売店「コストコ・ホールセール(Costco Wholesale)」は、6月30日から全国の店舗でサービス拡充を開始すると発表した。これには、エグゼクティブ会員向けの早朝入店時間の再開や、新たな決済技術の導入、500ドル以上の高額商品を対象とした分割払い制度の導入などが含まれる。ハワイ州内には8店舗を展開しており、地域住民からも注目を集めている。
今回の施策では、エグゼクティブメンバーに対して平日および日曜日の通常開店時間より1時間早く入店できる特典が復活する。一方、土曜日の入店時間は従来の午前9時から9時30分に変更される。薬局や眼鏡・補聴器センターも対象となるが、ハワイのイヴィレイ店の対応についてはまだ明らかになっていない。
また、コストコはスマートフォンで商品をスキャンしそのまま決済ができる「Scan & Go」技術の試験導入を進めている。これによりレジの待ち時間短縮が期待されるが、ハワイ店舗での導入時期は未発表だ。さらに、高額商品の購入負担軽減を目的に、500ドル以上の商品を対象にした分割払い制度も新設。支払い期間は3カ月から36カ月まで選択可能で、延滞料金は発生しないが、金利は年率10~36%で設定されている。
環境対応策として、電気自動車(EV)用の充電ステーション設置も拡充しており、年内に全米90店舗に設置完了を目指している。しかし、ハワイでの設置計画や時期は未発表で、一部利用者からは「充電に時間がかかりガソリンスタンドのような回転率は期待できない」との声も上がっている。
新たなサービス拡充に対し、従来の買い物スタイルを好む会員も存在するため、新旧のスタイルが共存する形になる可能性もある。
なお、今回の変更について、ハワイ各店舗の今後の計画は現時点で発表されていない。
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