ホノルル市は、人気観光地ハナウマ湾自然保護区への新しいアクセスシステムを導入すると発表した。市はロバーツ・ハワイ(Roberts Hawaii)と提携し、よりスムーズで環境に配慮した訪問方法を提供することを目指している。
新しいシステムは11月1日(土)から運用を開始。観光客は12月以降の訪問分について、1カ月前から新たなオンライン予約システムを通じてチケットを購入できるようになる。
リック・ブランジャルディ・ホノルル市長は26日に行われた記者会見で、「この新しい契約と発想の転換によって、ハナウマ湾という素晴らしい自然の宝をより良い形で体験できるようになります。観光客をレンタカーから大型電動バスへ移行させることで、地元住民がより気軽に訪れられる環境を整えたい」と述べた。
新しいチケットパッケージには、ハナウマ湾までの電動ツアーバスによる送迎と、車内で視聴する10分間の環境保護教育ビデオが含まれている。これにより、これまで問題となっていた駐車場の混雑や、カラニアナオレ・ハイウェイでの交通渋滞が大幅に緩和される見込みだ。

ブランジャルディ市長は、「これまで個人車両の長い列が問題でしたが、今回の取り組みにより、より多くの人が自然の美しさを楽しみつつ、地域の環境負荷を減らせるでしょう」と語った。
新制度では1日あたり400枚の新チケットが販売され、既存の予約制度と合わせて1日およそ1,400人の入場者数を維持する方針。地元住民はこれまで通り入場料・予約不要で入場でき、駐車料金のみ1台あたり1ドルがかかる。
ホノルル市公園局のローラ・シーレン局長は、「この取り組みは、地域社会のレクリエーションと文化的ニーズを守りながら、教育と自然保護の使命を果たすというハナウマ湾の目的に沿うものです。今年度は試験運用の期間として、柔軟に改善を進めていきたい」とコメントしている。
オアフ島東部に位置するハナウマ湾は、火山の噴火によって形成された美しい湾で、サンゴ礁や多様な海洋生物が生息する自然保護区。観光客の増加による環境への影響が懸念されており、市は入場制限や予約制度を通じて、持続可能な観光の実現を目指している。
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