ハワイ州はこのほど、運転免許証と州発行IDカードのデザインを刷新すると発表した。新デザインのカードは州内で順次発行され、偽造や不正利用を防ぐための最新のセキュリティー技術を採用する。
運転免許証と州IDカードのデザイン変更は2009年以来、約17年ぶり。カード全体の色合いが明るくなる一方で、最大の変更点は見た目ではなく、内部に組み込まれたセキュリティー機能にある。
ホノルル市郡顧客サービス局(Department of Customer Services)のキム・ハシロ局長は、「最新技術を取り入れ、カードの安全性を高めることが今回の刷新の最大の目的です」と説明している。
新しいカードには50種類以上のセキュリティー機能を搭載。顔写真や個人情報はレーザーでカード本体に直接刻印されるため、従来の印刷方式より改ざんが難しくなる。また、偽造防止用の背景デザインや、触ると凹凸が分かる特殊な文字、警察などが専用機器で確認できる隠しセキュリティー機能も採用される。
新カードは耐久性の高いポリカーボネート素材を使用しており、写真や個人情報を書き換えるにはカード自体を破壊しなければならない構造になっているという。
一方で、デザインには従来のハワイらしさも残されている。カード表面には虹やハワイ諸島、州旗を引き続き採用。裏面には州魚のフムフムヌクヌクアプアアとサンゴ礁のデザインが描かれる。
現在使用している運転免許証や州IDカードは、有効期限までそのまま利用できる。
有効期限が6か月以内の人は更新手続きの際に新デザインのカードを受け取ることができる。また、有効期限前でもオンラインで7ドルの再発行手数料を支払えば、新デザインのカードへの切り替えが可能。写真や記載内容は現在のものが引き継がれる。
州によると、新しい製造システムの導入により、カードの郵送期間も短縮される見込み。これまで新しい免許証が届くまで6〜8週間かかっていたが、今後は約4〜5週間まで短縮されるという。
ハワイ州では年間約30万枚の運転免許証と州IDカードが発行されている。更新手続きは、州の予約サイト「AlohaQ」から予約できる。
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