ファースト・ハワイアン銀行の親会社であるファースト・ハワイアン(First Hawaiian Inc.)は14日、カリフォルニア州の銀行持ち株会社トリコ・バンクシェアーズ(TriCo Bancshares)を、約20億ドル規模の株式交換によって買収すると発表した。
買収完了後、統合後のグループは総資産約340億ドル、預金残高約292億ドルとなり、米国西部で6番目の規模を持つ銀行グループとなる見込み。
今回の取引では、統合後の新会社の株式をファースト・ハワイアンの株主が65%、トリコの株主が35%保有する。トリコの株主は保有する1株につきファースト・ハワイアン株2.095株を受け取る。
統合後は、トリコの取締役4人がファースト・ハワイアンおよびファースト・ハワイアン銀行の取締役会に加わるほか、トリコの経営陣3人も経営チームに参加する予定だ。
また、カリフォルニア州内では「Tri Counties Bank」のブランドを維持し、「First Hawaiian Bank」の一部門として営業を継続する。両社は、今回の統合に伴う支店閉鎖は予定しておらず、ハワイ州内のファースト・ハワイアン銀行のブランドにも変更はないとしている。
ファースト・ハワイアンは、カリフォルニア州で1995年から自動車ローンや商業融資などを展開してきたものの、店舗は設けていない。同社は今回の買収について、成長が続くカリフォルニア市場で事業基盤を強化し、事業規模の拡大やテクノロジーへの投資、人材育成につなげる狙いがあると説明している。
一方、1975年創業のトライ・カウンティーズ銀行は、カリフォルニア州北部・中部を中心に75以上の拠点を展開しており、地域密着型の銀行として知られている。
今回の買収は両社の取締役会で全会一致により承認されており、規制当局および両社株主の承認を経て、2026年末までの完了を予定している。
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