ハワイの不動産エージェント、有里子 クリストファーさんにインタビュー      「それぞれのお客様が求めていることを大切に」 

更新日 2022.06.16

ハワイの不動産エージェント、有里子クリストファーさん(アスカゲートウェイ エステーツ所属)にインタビュー。もともとファッションショーのトップモデル、そして今はハワイで3人のお子さんを育てながら不動産エージェントとして活躍される有里子さんにご自身の不動産エージェントとしての強みやモットーなどを伺った。 

編集部:
いままでのキャリアや、ハワイで不動産エージェントになったきっかけについて聞かせてください。

有里子さん:

ハワイに来る前は日本で約10年、ファッションモデルをやっていました。日本のファッションモデルというのは大きくファッション雑誌のモデルと、ファッションショーのモデルとに分かれていますが、私はショーのモデルとして世界を飛び回る生活をしていました。

当時の有名スーパーモデルの多くが所属していたエージェンシー「エリートモデル」と契約し、ミラノコレクションでのフェンディのショーを始めとして、クリスチャンディオール、エルメス、セリーヌ、カルティエ、桂由美、資生堂などさまざまなブランドのショーに出ました。

ショーモデルというのは華やかに見えてかなり過酷な仕事です。海外ファッションショーのオーディションにはるばる参加しても、ほんの数秒でショーに出られるかどうかが判断され、外見についての厳しいダメだしが飛んでくることもあるという容赦ない世界で鍛えられました。

そしてショーモデルの仕事というのはただ服を着こなせるだけではダメなんですね。このブランドのショーに出るという目標と同時に、ショーでみせるのは自分ではなく、どれだけこの服の特徴をキレイにみせられるかというプロ意識と、見に来てくれた方に自分も着てみたいと夢をもってもらえるよう、そのショーを作り出すためにチームの一員として 貢献するというマインドが大切だということをモデル業を通じて実感しました。モデル業はやりきったな・・・と感じていた頃に、結婚してハワイに移住することになりました。2001年に移住してきてもうすぐ22年になりますね。

思い起こせば、子供の頃に両親がカハラに別荘を持っていて、毎年のように訪れていました。モデル時代も疲れたときの骨休めに一人訪れたり。きっとハワイとは縁があったんですね。過酷なモデルとしての10年を過ごした後だったので、移住してきた後は、なおさらハワイの人の優しさがしみました(笑)。

不動産エージェントになったきっかけはホノルルエリアで、自分たちの家探しをしたことです。父が分譲不動産の仕事をしていて、小さいころから、新しい木の匂いのする新築の家に連れて行ってもらうのが大好きだったのですが、そのころのようにハワイでの家探しは楽しく、不動産エージェントを目指してみようと思ったのです。

3人の子育ての真っ最中でしたが頑張って不動産エージェントのライセンス取得して、2012年に不動産エージェントになりました。
 

編集部:所属されているアスカゲートウェイ エステーツについて教えてください。

有里子さん:

ハワイを玄関口(ゲートウエイ)として、ニューヨーク、ロサンゼルスなどネットワークをつなぎ、アメリカのさまざまな地域の不動産をご案内したいという願いを込めた社名です。 東京に本社を置く1949年創業飛鳥交通グループ(ハイヤー、タクシー、自動車教習所等約50 社)に所属しています。日本のお客様にはより一層の安心、信頼感ある取引体制とサービスがあります。

アスカゲートウェイ エステーツ社長の富田千賀子さんは、前職場から長年一緒に働いた経験があり、その経験や知識の豊富さを尊敬しています。個人プレーになりがちなハワイの不動産業において、チーム全体そして会社全体で新しいことに挑戦し、協力しあえる素晴らしい社風がありますね。
 

編集部:よく取り扱う物件はどのような物件でしょうか?またどのようなお客様が多いですか?

有里子さん:

エリア的にはワイキキ、カカアコ、アラモアナのコンドミニアムは数多く手がけてきました。また、戸建ては両親が長年所有していたカハラ地区、そして自分がハワイカイに住んでいることもあり、ハワイカイやアイナハイナなどのエリアにも強いです。

コロナの前は別荘やセカンドハウスでこういうエリアの戸建てやコンドミニアムの購入のお手伝いが多かったのですが、コロナ後は不動産物件価格が上昇したこともあり、少し前に買った方や、長年所有されていたご年配のオーナーさんからの売却のご相談が最近は増えています。

また、自分が3人の子育てをしてきたからこそわかる、学校や学区についての情報や、日本語クラスの有無などの不動産選びにまつわる周辺情報などもチェックしていますので、家探しをされているファミリーの皆様に喜んで頂いています。

編集部:印象に残る不動産取引について聞かせてください。

有里子さん:
カカアコにハワイキタワーという日本人の方にも人気のコンドミニアムがあります。あるお客様が、ハワイキタワーの2ベッドルームユニットを買いたい、ということでお問い合わせを頂いていました。

2021年にハワイ不動産がここまで上がる少し前、というタイミングで、わたしもユニットが売りに出るのをウォッチングしていたところ、希望にマッチした2ベットルームの物件がマーケットに出たんですね。その方はアメリカ本土にお住まいの方だったので、私はすぐにビデオ通話でご案内したのですが、希望の予算よりも少しだけ価格が上だったこともあり、交渉をしたい様子でした。

ただ、私はその時点から更に不動産価格が上がっていくことを予想していたため、「いやここは迷っている余裕はないです」と断言し、購入をおすすめしました。 

その結果、$1.05ミリオンで購入された物件の価格は1ヶ月後には$1.2ミリオンに値上り。「迷って、タイミングを逃していたらもう買うことが出来なかったです!」とお客様には感謝されました。
 

編集部:有里子さんが不動産エージェントとして心がけていることや、お客様へのメッセージはありますか? 

有里子さん:

ハワイ不動産の売買には皆様それぞれの目的や背景がおありのことと思います。常に心がけているのはそれぞれのお客様が何を最終的に求めておられるのかというゴールを共有する、ということです。

そのゴールに向かって、譲れない条件・譲れる条件、また不安要素などをきちんと整理することで、よりスムーズな不動産探しのお手伝いができると考えています。

現在は売り手市場となっていて、物件には複数オファーが入るのが普通なので、準備をしっかりしておいて、気にいる物件があればオファーを入れるというクイックアクションが大事だと思います。

ハワイ不動産のご購入や売却にご興味のお有りの方は、ぜひお問い合わせ下さい。 

 

アスカゲートウェイ エステーツ
有里子 クリストファー
(Realtor-Associate®)RS-74283
2270 Kalakaua Avenue Suite 1508 Honolulu, HI 96815
メール:ychristopher@askagateway.com
Tell: 808-542-5687

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