ハワイ(ホノルル)現地時間
12/11(月)10:49
Vol.30 [7/17-10/15]
ハワイに住む表紙・パークレーン/ワイエア 超高級物件の驚くべき全貌
・本田直之氏が厳選 オアフ最新レストラン
・クールビズにアロハシャツを
・保存版 日本語OKなハワイ弁護士リスト
・グリーンカード抽選情報
・本格的な指圧・マッサージ・整体院
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編集部ブログ
LESSON 1 : レストラン経営

ALOHA TABLE WAIKIKI etc.

アロハテーブル・ワイキキなど
稲本 健一

業態を変えたドミナント戦略※で成功店を増やす

ハワイの3店舗はどれも盛況。写真のHeavenly Island Lifestyleは、毎朝行列ができることでも知られる。

ハワイでビジネスを展開するときに考えたいキーワードがいくつかあります。
第1は「進出するならワイキキ」。日本のゼットンが最初に海外進出したのは、オーストラリア。その後、経済的に伸びている中国やASEAN諸国、インド進出も候補にあがりましたが、海がキレイで安定した気候と人の優しさ、日本人の求めるものがすべてある、ワイキキ以上のベストな場所はありませんでした。ワイキキ全体が世界最大のショッピングモールを形成しているかのように、人が集う場所としてエネルギーがあふれているので、進出するなら絶対ワイキキがおすすめですね。ゼットンでは業態を変えたドミナント戦略(※次頁で解説)でワイキキにいくつかレストランをオープンしてきたのが現在の人気につながり、まだまだいけそうだと思っています。
第2は「味に責任をもつ」ということ。レストラン経営と言えば、味が命。クリエイティブかつ最高の味、それが着地点です。開店当初は日本から責任者が来るものの、ビザの関係から帰国。そして味が変わり、評判が落ちてしまったお店も少なくありませんからね。自分が世界中で食べ歩いているので、味については自分が担当です。フランスではいいけど、ハワイではNGな味もある。20年やっているので、これは決してブレることがありません。
第3は「アメリカ人にも仲間に入ってもらう」こと。zettonの現地従業員はよく働きます。今後はアメリカ人の役員も必要でしょうね。全体のツーリストの60%以上が米国本土やオーストラリア人と言われているので、彼らにアプローチするためにも、アメリカ人の知恵を借りることも必要だと考えています。
第4が「強烈なハワイ好きでなければならない」という点。オープン前にお金と時間をたっぷりかけることになるのですが、個人だとオープン準備の間に潰れてしまうことも。でも本当の戦いはオープンしてから。ただのハワイが好きではなく、ハワイに骨を埋めるぐらいの気持ちで臨んでください。ビジネスでハワイに進出するには本気の覚悟が必要ですよ。
第5のキーワードが「ビジネスをテイクオーバー」する方が良いということ。ハワイではとにかくパーミット(営業許可)にかなり時間がかかります。まるでパズルみたいに難しくて複雑で「ハワイのパーミットは女心より難しい(笑)」。多少、手直しの工事があっても、 元々同じ業種だったところなら時間も資金も最少で済みます。すでにあるビジネスをそのままテイクオーバー(引き継ぐ)するほうが、リスクはかなり軽減されます。これから進出をお考えの方は、頭の片隅に置いておいてください。
最後のキーワードが「ビザ取得を甘く見ない」こと。ビザの取得に時間と費用がかかることを忘れないように。日本から信頼できるスタッフを呼び寄せるのは、ビジネス成功の早道ですが、理想とする長期の就労ビザが下りるとも限りません。最近は空港のイミグレーション(入国審査)が厳格です。嘘をついて入国しては絶対ダメです。もし入国審査で入国拒否や強制送還にでもなったら、将来アメリカ入国ができなくなることもあります。アメリカで働くには、ビザの重要性を理解してください。

今年は、ハワイで和食とフレンチで勝負

今春まず「イート・ローカル」の素材をふんだんに使った「新・和食」のZIGUをオープンします。続けてワイキキにはない「ちょっとおでかけフレンチ」と2店舗を開店予定。パリで出会った日本人シェフの才能を活かした和とフレンチの融合を実現するための店を準備中です。

2017/04/15発行 ハワイに住む掲載記事