ハワイ(ホノルル)現地時間
6/26(月)00:26
Vol.29 [04/17~07/16]
ハワイに住む表紙・ハワイで住みたい街5つの共通点
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第18回 ハワイにおける企業買収について

M&Aを円滑に成立させるカギ、予想すべきリスクとは。

 最近ハワイでの事業経営を希望する日本人の間に、ビジネス進出の第一目的がハワイ居住というオーナーが増えています。その方々に人気なのが企業の買収です。これは既存のビジネスを買収するため運営に必要なインフラがすべて整っています。ただ買収する際の注意点も多くあります。買収には会社を丸ごと買う「株売買」と、会社の資産をピンポイントで買う「アセット売買」があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。株売買の場合のメリットは、買い主は対象会社の資産をそのまま引き継ぐため名義変更の面倒が少なく従業員もそのまま引き継げること。デメリットは負債などの悪要因もついて来ることです。対象会社の負債を調べるため決算報告書を売主に開示してもらうのですが、売主が作為的にすべてを開示しないリスクもありますから、綿密なデューデリジェンス(適正評価手続き)もここでは必要です。またビジネスはリース物件が多いです。株の50%以上が第三者に渡る場合は地主の同意が必要となることも多いため、これを理由に手続きが停滞することがあります。また地主と対象会社の間で結ばれているリース契約についても内容把握が必要です。中には「株式売買」または「アセット売買」の際に地主への売買価格の50%の支払い義務が発生する場合もあります。
 一方アセット売買はリスクが低いことがメリット。対象会社の欲しい所だけをピンポイントで買うので当然負債を避けることができます。対象会社の車を買う、バスを買う、というように買うものが明確なので、リスクが低いのが特長です。 ただしアセット売買とはハワイ現地に会社という箱を持ち、その中に必要な資産を買って入れるということなので、箱に入れるときは全てに名義変更の手間がかかります。
基本的にハワイでM&Aを考えているのであれば、ビジネスを始める予定日から逆算して行動を起こすのが最良策です。
 またビジネスの買い手売り手など当事者以外にも地主、商業局のライセンス課、PUC(公共企業委員会)、リカーコミッション(酒類の販売許可)といったプロセスの延刻を招く第三者や機関も存在するので、最初から弁護士に相談すると安心です。
2015/4/15発行 ハワイに住む掲載記事