ハワイ(ホノルル)現地時間
8/14(火)00:57
Vol.34 [2018/7/16-2018/10/14]
ハワイに住む表紙・ハワイのコンドミニアム徹底研究
 海側vs山側 高層vs低層 
 それぞれの言い分
・「自宅パーティー」もこれで安全
 出張シェフ&ケータリング
・大人の女性がリピートする
 セレクトショップ3選
・ビジネスの達人インタビュー
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あなたの質問

専門家に聞きました

CASE 01 女性特有の病気について教えてください

1年に一度の乳がん検診をお薦めします

Dr. 太田恵美 長野県出身。米国家庭医学専門医。香川医科大学卒。信州大学外科学第2教室 助教、がん研究の名門ジョンホプキンス大学医学部がんセンター研究員などを経て開業。ハワイ大学医学部臨床講師。

オハナ・クリニック
①アイナハイナ本院 850 W. Hind Dr.
②ワイキキ分院 438 Hobron Ln. #311
☎①808-377-3193

全国で統一した検診システムがない日本では、検診が市町村など各自治体に任せられていたり、会社の福利厚生の一環として行われたりすることが多いようです。女性の場合、定期的に地域の市役所から乳がん・子宮がん検診に関する通知が送られてきた場合も多いでしょう。
 一方、米国ではがん等の病気を早期発見するための検診も個人の自覚と判断に任されています。以前はリスクが低い場合でも40歳以上の女性に乳がん検診のマンモグラムを薦めていましたが、最近は基準が変わり50歳から74歳の方に対し2年ごとのマンモグラムを推奨しています。また米国では医療の標準化が進んでおり、どの医療機関でどの医師にかかっても診療法はほぼ同じです。
 乳がん発見率において米国には触診とマンモグラムを組み合わせた検診がマンモグラム単独の検診に比べ勝っている証拠がありません。しかし米国人と日本人女性の乳房は異なり、日本における乳がん検診の経験から明らかなしこりは触診で容易に判別できることも多いため、当院では1年に1回は医師による触診をお薦めする考えです。
 米国では乳がんのマンモグラムなど、ガイドラインに沿った検診は医師が検査目的を明記すれば全ての保険でカバーされます。保険を賢く利用して病気の早期発見にも役立ててください。

CASE 02 家庭で行える乳幼児の虫歯予防について教えてください

乳歯が生えてきたら注意すべきこと

Dr. 中谷夏子
東京都出身。2000年にカリフォルニア州立大学ロサンゼルス校歯学部を卒業。カリフォルニアやシンガポールでの勤務を経て、2016年ハワイ州のライセンスを取得、開業。日英バイリンガル。

Natsuko Nakatani D.D.S
1060 Young St. #212
☎808-518-8696

乳児の歯は生後6ヶ月頃、下顎の前歯から徐々に生え始めます。その後1歳までには初めての歯科検診を受け、以後6ヶ月おきの定期的な受診をお薦めします。
 母乳やミルクは口の中で糖分に変わります。夜間は唾液の分泌量も少なくなり口の中に糖分がたまって虫歯になりやすいため、寝かしつけるためだけの授乳は行わない習慣をつけましょう。虫歯予防のためには子どもの食生活に気を配り、グミなど歯にくっつくものはなるべく与えないようにしましょう。炭酸飲料やフルーツジュースは糖分が多く、酸も強いので避けたほうが良いでしょう。
 また顎の形が変わり、歯並びが悪くなる原因ともなるため、指しゃぶりやおしゃぶりはできたら2歳までに、遅くても永久歯が生えてくる5歳までにやめさせることをお薦めします。食後の歯磨きの際は、フロスを使って食べかすが歯間に残るのを防ぎましょう。仕上げ磨きは自分で歯垢をきれいに磨きとれるようになるまで必要です。ハワイでは水道水にフッ素が入っていませんので、フッ素の服用をお勧めします。
 また虫歯の原因となるミュータンス菌を大人から感染させないためにキスを控える、口移しでものを食べさせない、同じスプーンやフォークを使わないなどの注意も必要です。

2018/01/15発行 ハワイに住む掲載記事