ハワイ(ホノルル)現地時間
6/26(月)00:19
Vol.29 [04/17~07/16]
ハワイに住む表紙・ハワイで住みたい街5つの共通点
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Vol.1 焼肉HIROSHI成功の秘密に迫る

「法律」を知らなければ、この地での成功はあり得ない。

プロデューサーおちまさとが、ハワイビジネスの成功者と対談し、その秘訣を探るアロハボスクラブ、略してA B C。第一回目のボスはヒロシさん。そこにはあるキーワードが。

Ochi-san(以下O):記念すべき第一回目に登場していただくのは、著名人御用達の焼肉店「焼肉H I R O S H I」社長の木村弘さんです。
Hiroshi-san(以下H):厳しいことを言えばハワイで店を開くのは反対ですよ。なぜなら、全米でいちばん難しい土地だと思うから。よく『日本語が通じるから』という単純な理由で開きたいと言う人がいますが、海外進出したいなら、ほかに魅力的な場所やビジネスはいっぱいありますよ、と。ハワイでビジネスを始めるなら何よりもまず「法律」を理解することが基本。サイン一つするにも、内容を詳しくわかってないと失敗する。資本金が潤沢にあれば誰だってビジネスは始められるでしょう。でもアメリカの「法律」を知らなければ、どれだけ素晴らしい仕事をしても継続は厳しい。優秀な弁護士、専門知識をフル活用することも重要です。ここはアメリカ。法律も契約も、保険に関してもすべてが日本とは違う。
O:日本から進出した95%が潰れてしまうのは、そんな理由もある。
H:店舗の場所を決めて契約したとする。その先がスムーズに進まないことが多いんですよ。工事が遅れる。諸問題が発生。準備資金以上の金がすぐに必要になる。しかも、何かあったときの「閉めて撤退」も簡単じゃない。失敗したときのビジョンが描けていない人が多すぎなんです。オーナーがハワイに残らず、誰かに任せて気付けば火の車。そんな話しも四六時中聞こえてきますよ。
O:ヒロシさんのお店はお客様へのサービスもものすごいですよね。こだわりとサービスの両方で。でもバランスをとるのは難しそうですね。
H:店のオープンはちょうど湾岸戦争があった頃。だから全然ハワイに人が来ない。何とか自分ひとりで仕入れもやって乗り切って。やっと売り上げが倍々に増えて。30席ほどの小さい店でしたが、坪単価ハワイ一の店にまで登りつめることができた。でも今度はいい牛がなかなか手に入らなくなった。いかにいい肉を提供しようかと牧場を持とうかと考えたり。肉の品質、味をいかに保つかを念頭に、希少な部位を本土から空輸。醤油や割り箸は日本から取り寄せています。すべてはお客様においしく食べて欲しいという「こだわり」。お客様が望むことは何か? いつも従業員に『自分が客だったら?』と考えさせています。
O:これからの夢は何ですか?
H:本当においしい味や手作りの品。優れているのに陽の目が当たっていない家族経営の名品が、まだまだ実はハワイには多い。それらをサポートして、いっしょに盛り上げていきたいんです。ハワイへの恩返しという意味も含めてね。
O:成功の秘訣を一言で言うなら?
H:それは「気持ち」でしょう。お客様が望むものは何でもやるという「気持ち」。もちろん「法律の理解」と「こだわり」も忘れないことですね。


編集後記:実はヒロシさんは「知り合い王」である。人脈がハンパない。書ききれないほど披露してくれた数々の逸話は、まるで名作漫画『俺の空』レベルの破天荒さ(笑)。渡米2年目の19歳でアメリカン・ドリームを手にし、アメリカ各地に神風を起こしてきた。その後も数多くの成功と少しの失敗の繰り返し。「ひとり人生すごろく」。そんな人の言葉は、熱くリアルである。ありがとうございました!
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焼肉Hiroshi
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☎(808)923-0060
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2012/7/16発行 ハワイに住む掲載記事