ハワイ州、準備的措置として非常事態を宣言

ハワイ州、準備的措置として非常事態を宣言

更新日 2020.03.05

3月4日、ハワイ州では新型コロナウィルスの発症者はまだ出ていないものの、デヴィッド・イゲ ハワイ州知事は、準備的な措置として非常事態宣言を行った。ハワイ州は、この非常事態宣言により、引き続き新型コロナウィルスの発生の抑制や援助の提供、資金の利用を迅速化できるとしている。またハワイ州は、連邦政府からのコロナウィルス対策資金として275万ドルを受け取ることも発表された。
カリフォルニア州は、2月11日から2月21日の間に、サンフランシスコ発メキシコ行きのクルーズ船「グランド・プリンセス号」でのツアーに参加していたカリフォルニア州の住民男性(71歳・持病あり)が、3月4日に新型コロナウィルスによって死亡した事実を受け、非常事態宣言を発表。このクルーズ中に、男性がハワイの4島にも寄港していたことから、ハワイ州も非常事態宣言をするに至った。寄港地は、2月26日カウアイ島、2月27日オアフ島、2月28日マウイ島、2月29日ハワイ島となっているが、接触したハワイの住民に感染者は出ていない。

現在、2500名の乗客が乗船している「グランド・プリンセス」号は集団感染が起きている可能性があるとしてサンフランシスコ沖で停泊中。「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗船者に対する日本政府の危機管理対応は世界中から大きな批判を受けたが、今回のカリフォルニア州やアメリカのアメリカ疾病予防管理センター(CDC)が、クルーズ船で起きている集団感染にどう対応するのか注目されている。

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