ハワイ州運輸局(HDOT)は22日、ホノルルのアラモアナ大通りに新たに建設された歩道橋が一般開放されたと発表した。場所はワード・アベニューとカマケエ・ストリートの間で、交通量の多い6車線の大通りをまたぎ、カカアコ地区とアラモアナ・ビーチパークおよびケワロ湾との間を安全に行き来できるようになった。

この歩道橋は歩行者と自転車利用者の安全確保を目的として整備されたもので、同時に地域の景観にも配慮したデザインが施されている。ハワイ州運輸局のエド・スニッフェン局長は、「この橋は安全対策としてだけでなく、地域に美しさを添える存在になる」と述べ、プロジェクトの完成を高く評価した。
総事業費は約2,600万ドルに上り、そのうち州が負担したのは400万ドルにとどまった。残りの費用は連邦政府の補助金と、パートナー企業である不動産開発会社「ハワード・ヒューズ・コーポレーション」からの資金提供によって賄われた。同社ハワイ地域代表のダグ・ジョンストン氏は、「この橋の完成は地域全体の利便性を向上させる大きな一歩であり、来年には隣接するビクトリア・ワード・パークの拡張も予定されている」と語った。
歩道橋の建設工事は2019年に始まり、当初は2023年の完成を見込んでいたが、設計変更やコンクリート不足などの理由により、工期は延長された。22日の開通に際しては、伝統的な祝福の儀式(ブレッシング)も執り行われ、正式な供用開始が宣言された。
HDOTは、工事の長期化にもかかわらず辛抱強く協力してきたアラモアナおよびカカアコの地域住民に謝意を表するとともに、新たな歩道橋の利用を広く呼びかけている。
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