韓国最大手のコンビニチェーン「CU」が、2025年10月にハワイでアメリカ初の店舗をオープンすることが明らかになった。運営会社であるBGFリテールは、ハワイ現地法人「BGF Retail Hawaii Corp.」を設立し、地元企業WKF Inc.が新たに立ち上げた「CU Hawaii LLC」とマスターフランチャイズ契約を締結。この契約により、WKFはCUブランドを使用し、店舗の運営・展開を行う。アメリカはコンビニ発祥の地であり、韓国企業として初の米市場進出という大きな意義があるとされる。

CUは、韓国式コンビニの特徴を活かしつつ、ハワイ市場向けに最新の小売技術や消費者ニーズを反映した店舗づくりを計画している。セルフレジの導入や多様な購買目的に対応した店舗レイアウトを採用し、ローカルニーズに応じた商品開発も進めている。具体的には、韓国式キンパや即席ラーメン調理マシンの導入に加え、ポケやロコモコなど地元の人気メニューとコラボした商品も展開する予定だ。
ハワイでのパートナー企業WKF Inc.は、不動産や出版、流通業などを手がける地元企業で、40年にわたる不動産開発の実績とネットワークを活かし、CUの展開を支援する。BGFリテールのミン・スンベ代表は、「アメリカ市場への進出を通じて、韓国式コンビニがグローバルスタンダードになることを目指す」と述べた。また、CU Hawaii LLCのロバート・クリスCEOは、「物価が高く選択肢が限られるハワイにとって、CUは新たな価値を提供する」と期待を語っている。
CUは2018年以降、モンゴル、マレーシア、カザフスタンなどアジア各国に進出しており、現在680店舗を海外で展開中。今後はモンゴルで2025年に500店舗、マレーシアで2028年、カザフスタンで2029年の目標を掲げている。ハワイ出店を機に、K-フードと韓国式コンビニ文化のさらなるグローバル化を期待している。
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