最新のXR（拡張現実）技術を活用した新たな観光コンテンツ「XploreRide（エクスプロアライド）」が、ハワイ・ホノルルで7月22日（火）に運行を開始する。
このバスツアーは、観光と先端テクノロジーを融合させた新しい試みで、専用のヘッドセットを装着することで、乗客はまるで海中を走っているかのような没入型体験が可能となる。

ツアーはダイヤモンドヘッドやワイキキビーチといった市内の人気観光地を巡りながら進行するが、同時に仮想映像の中では、海洋生物やサンゴ礁、火山、さらには神話の海中都市といった幻想的な世界が広がる。XR映像と実際の風景が連動し、リアルと仮想が融合する“新感覚のバスツアー”として注目を集めている。

案内役として登場するのは、ハワイの神話に登場する海の守り神「アウマクア」。乗客はその導きのもと、仮想空間内で“マナストーン”と呼ばれるエネルギーアイテムを収集しながら、ハワイの自然や歴史、スピリチュアルな要素に触れていく構成となっている。

この企画は、旅行会社HISが中心となり、日本のクリエイティブ企業NAKEDおよびSYNESTHESIASと共同で開発。ゼロエミッションの電動バスを使用し、環境負荷の軽減にも配慮している。

ツアーの所要時間は約45分で、対象年齢は7歳以上。現在は夏の特別キャンペーンとして、通常料金から25％割引が適用されており、大人$51〜、子ども$36〜で体験が可能。

観光業の活性化と次世代体験型エンターテインメントの融合を目指す本プロジェクトは、地元関係者や観光客の間で大きな関心を集めており、新たなホノルル観光の目玉となることが期待されている。

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