ハワイ州の観光当局が7月31日に発表した統計によると、2025年6月のハワイ全体の訪問者数は前年同月比で1.8%減少した一方、観光客1人あたりの平均支出は上昇し、1日平均で258ドルとなった。これは観光支出の増加傾向を示しており、州経済にとっては一定の明るい材料とみられる。
発表によると、2025年6月の総訪問者数は、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年6月と比較して約90.5%まで回復した。総観光支出額も2019年同月を上回っており、消費額ベースでは回復が進んでいる。
州ビジネス・経済開発・観光局(DBEDT)のジェームズ・クナネ・トキオカ局長は、「訪問者数に若干の減少が見られる一方で、観光客の支出は引き続き堅調であり、これは非常に心強い」と述べた。
一方、2023年8月に発生した大規模火災からの復興が続くマウイ島では、観光回復のペースは依然として緩やかだ。2025年前半の訪問者数は前年同期比で11.2%増加したが、2019年上半期と比較すると依然として17%減にとどまっている。
州ではマウイ島の観光産業再生を支援するため、ジョシュ・グリーン州知事が約630万ドル(約9億9,000万円)を投じた観光回復キャンペーンを展開しており、今後の効果が注目されている。
観光業はハワイ経済の基幹産業であり、今後は観光客の質の向上や持続可能な観光の実現が課題となる見通しだ。
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