アロハスタジアムの解体作業、8月末に開始へ 新スタジアムの完成は2029年に延期

アロハスタジアムの解体作業、8月末に開始へ 新スタジアムの完成は2029年に延期

更新日 2025.08.20

老朽化により閉鎖されていたアロハスタジアムの解体工事が、8月末にも開始される見通しとなった。ハワイ州スタジアムオーソリティ理事会は20日、開発事業者「アロハ・ハラヴァ・ディベロップメント・パートナーズ(AHDP)」との賃貸契約を全会一致で承認した。

同スタジアムの再開発は、「ニュー・アロハスタジアム・エンターテインメント・ディストリクト(NASED)」構想の一環として進められている。スタジアムに加え、周辺の不動産開発も含めた官民連携プロジェクトで、事業期間は約20年を予定している。

当初2028年秋としていた新スタジアムの完成時期は、2029年3月に延期された。ハワイ大学マノア校工学部学部長で、同プロジェクトの特別顧問も務めるブレノン・モリオカ氏は、「建設に関するロジスティクスの調整が影響した」と述べている。

新スタジアムの観客収容人数は当初予定の25,000人から22,500人へと縮小。そのうち10席分はラグジュアリーボックスとして整備される。施設はアメリカンフットボール、サッカー、ラグビーなどに対応した多目的スタジアムとして設計されている。

AHDPは8月末までにスタジアムの運営契約もNASED側と締結する予定だが、一部契約内容については引き続き法的な調整が行われており、現時点で完全合意には至っていない。ただし、モリオカ氏によれば、これらの未確定部分は解体作業や建設の開始に支障はないという。

理事会は当日、非公開の協議を経て契約を承認。会議後、エリック・フジモト理事長は「本日をもってプロジェクトが本格的に始動する。ここまでの道のりは長かったが、重要な一歩だ」と述べた。

本プロジェクトでは、ハワイ州が拠出する3億5千万ドルの資金が新スタジアムの建設・運営・維持管理に充てられ、AHDPがマスターデベロッパーとして全体を統括する。

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