ホノルル市は、鉄道「スカイライン」の東カポレイ地区3駅周辺で、住宅や商業施設などを組み合わせた開発を進めるため、土地利用や建物の高さに関するルールを改めた。リック・ブランジアーディ市長が関連する3条例に署名し、市は10月28日の発表で、いずれも施行済みと説明した。
対象は、クアラカイ(東カポレイ)、ケオネアエ(UHウエストオアフ)、ホノウリウリ(ホオピリ)の各駅周辺。駅の近くに住まいや店舗、働く場所などを集め、徒歩や自転車、公共交通で移動しやすい街づくりを目指す「公共交通指向型開発(TOD)」の一環となる。
用途地域や高さ制限の見直し対象は約1,374エーカー(約556ヘクタール)。これまで住宅用、商業用など用途を分けていた一部の土地で、住宅と店舗、オフィスなどを組み合わせた開発ができるようにした。
建物の高さや密度については、場所ごとに基準を定める。地域への公共的な貢献を行い、追加の審査を受けることで、通常の上限を超える高さや密度が認められる仕組みも設けている。対象地域全体で一律に高層化を認めるものではない。
また、3駅周辺をTOD特別地区に加え、建物の配置や通りに面した部分の使い方にもルールを適用する。建物を歩道に近づけ、主要な通りや駅、公共広場に面した1階部分に店舗などの利用を促すことで、歩いて移動しやすい街並みを整える。
関連条例では、州の土地利用区分についても見直し、一部の土地約14.8エーカー(約6ヘクタール)を農業地区から都市地区へ変更した。
東カポレイのTOD計画は2020年に採択されており、今回の条例は、その実現に向けた土地利用のルールを整えるもの。個別の住宅や商業施設の着工を決めたものではなく、今後の開発は各事業の計画や必要な審査・許認可に沿って進められる。
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