【2025年12月】ハワイ不動産レポート 戸建ては販売・価格ともに堅調、コンドミニアムは前年の反動で価格が調整

【2025年12月】ハワイ不動産レポート 戸建ては販売・価格ともに堅調、コンドミニアムは前年の反動で価格が調整

更新日 2026.01.16

ホノルルリアルター協会が発表した統計を元に、2025年12月のオアフ島不動産マーケットの動向をレポートする。年末のマーケットは、買い手側にとっては在庫増による選択肢が広がる一方、売り手側はより競争的な環境となった。全体の取引数は前年とほぼ横ばいだが、戸建ては堅調、コンドミニアムは在庫が高止まりしやすい構図が続いている。

ホノルルリアルター協会による 2025年12月のマーケットレポートサマリー

  • 戸建ての中間価格は1,100,000ドルで、前年同月比4.3%増
  • 戸建ての販売数は270件(前年同月228件)で18.4%増
  • 戸建ての売出期間中央値は22日で、前年同月の20日から2日延びた
  • コンドミニアムの中間価格は512,000ドルで、前年同月比5.2%減(前年12月の過去最高水準の反動)
  • コンドミニアムの販売数は360件(前年同月323件)で11.5%増
  • コンドミニアムの売出期間中央値は44日で、前年同月の36日から8日延びた

ここから、それぞれの主要な指標について見ていく。

中間価格

(チャートは緑のラインが戸建て、黄色のラインがコンド。以下のチャートはすべて同じ)

2025年12月の戸建て住宅の中間価格は1,100,000ドルで、前年同月比4.3%増。前月(11月)からは横ばいで、価格は高水準で安定を保っている。

一方、コンドミニアムの中間価格は512,000ドルで、前年同月比5.2%減。前年12月が記録的な高値だったこともあり、その反動で調整が入った月となった。

2025年通年で見ると、戸建ての中間価格は1,139,000ドル(前年比3.5%増)、コンドミニアムは507,250ドル(前年比1.5%減)となり、戸建ては緩やかな上昇、コンドミニアムは横ばいの1年だった。
 

価格帯別の販売件数

次に価格帯別の販売件数を見ていこう。
まず戸建てにおいては、中間価格前後のレンジで売買件数が顕著に伸びた。90万ドル〜100万ドル未満の価格帯で37件の売買が成立し前年の28件から32.1%と言う大きな伸びを示した。また100万ドルから150万ドル未満のレンジでは99件の売買が成立し昨年の73件から35.6%と言う全価格帯で最大の伸びとなった。実需に支えられたこれらの価格帯の戸建てニーズの強さは2025年も不動だったと言える。



次にコンドミニアムを見ていく。価格帯によっての変動が大きいのがコンドミニアムだが、30万ドル代という投資で購入する人の多い価格帯が52%と大きな伸びを見せた。50万ドル台の中間価格に近い価格帯は安定的な取引件数だったが、150万ドルを超える高額コンドミニアムの売買が50%以上伸び、戸建ての買えるハイエンドな価格帯のコンドミニアム売買も熱い1ヶ月だった。

売出期間

売出しから成約までにかかる日数は、戸建てが22日(前年同月20日)、コンドが44日(前年同月36日)と、ともに長期化。買い手は比較検討の時間を取りやすく、市場に出てから長期化した物件を狙った指値買いなど、買い手にも心理戦を仕掛ける余地が増えてくるだろう。売り手は価格設定や条件調整がより重要になりそうだ。
 

市場在庫・新規売出し物件数

新規売出し件数は、戸建て186件(前年同月比7.9%減)、コンド445件(前年同月比1.3%減)と、どちらもやや控えめだった。毎年のとれんどとして、ホリデーシーズンの新規売り出し軒数はガクンと下がるもの。2026年1月の数字でどこまでバイヤーの意欲が戻ってくるかが明らかになる。

市場在庫(アクティブ在庫)は、戸建て635件で前年同月比5.9%減。一方コンドは2,165件で前年同月比12.3%増となった。2025年年初のように”積み上がり続ける”ほどのトレンドではないが、在庫月数(Months Supply of Active Inventory)は、戸建て2.6カ月、コンド5.9カ月と、戸建てはややタイトさを増している一方、コンド市場は選択肢が豊富な買い手市場と言える状況況が続いている。
 

まとめ

2025年12月のオアフ島不動産マーケットは、戸建てが販売・価格ともに底堅く推移する一方、コンドミニアムは在庫が高めに推移し、価格は前年の反動で調整が入った。

2025年に長くマーケットに出ていた物件は、リフレッシュのために一度引き下げられ、新しい価格で再度マーケットに出し直すなどの動きが年明けに向けて見られるだろう。買い手は選択肢が増える環境の中で比較検討がしやすく、売り手は価格と条件の最適化がより重要になるマーケットと言えそうだ。

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