【"ハワイに住む"を叶えた人々】谷口るみ子さん

【"ハワイに住む"を叶えた人々】谷口るみ子さん

更新日 2018.10.05

"ハワイに住む"を叶えた人々にインタビューするこのシリーズ。今回はホノルル警察初の日本人女性警察官、谷口るみ子さんにお話をお伺いしました。

ハワイイ ホノルル警察 谷口るみこ

谷口るみ子(たにぐちるみこ)さん
ホノルル警察カリヒ署勤務。東京都出身。高校卒業後、NYのロングアイランド大学に留学。帰国後、インターコンチネンタルホテル勤務。コンシェルジュからマネージャーまで昇格後、11年間のホテルウーマン生活を捨て、ハワイに移住。ポリスアカデミー卒業後、2008年ホノルル警察初の日本人女性警察官として活躍中。

ハワイの治安を守るホノルル警察初の日本人女性警察官

まわり道したけど夢が実現できて本当に毎日が幸せ!

祖父・父に継ぐ私は谷口家3代目の警察官。ただ普通の警察官の家系と違うのは、私がハワイで日本人初の女性警察官だということです。小さい頃から、七夕の短冊に「大きくなったら警察官になれますように」と書くような子どもでした。
高校卒業後に4年間のNY留学とOPTを経験して帰国。ところが当時の日本の警察採用試験の年齢制限のため諦め、インターコンチネンタルホテル東京ベイのオープニングスタッフとして就職しました。その後、転勤でカンボジア、バリ島、オハイオ、アトランタと、計11年間の同ホテル勤務。最終的にはコンシェルジュからホテルマネージャーにまで登りつめました。
それでも小さいころからの夢を諦めきれず、常にWEBで警察官募集のサイトを見る毎日。あるとき、ハワイでは米国市民でなくてもグリーンカードがあれば警察官になれるという募集広告を発見。すぐにホテルを退職し、スーツケース3個だけをさげてハワイに乗り込みました。そのときすでに35歳。国際的ホテルのマネージャーの職を捨てて、なれる可能性がわずかなこの挑戦に両親も含めて皆大反対でした。

谷口ルミ子 ホノルル市警察 ハワイ ハワイに住む
2008年8月のホノルル警察ポリスアカデミー160期生卒業式

ホノルル警察に応募後、英語のテスト、バックグラウンドチェック、心理テスト、そして体力テストにパスしてようやく面接。うそ発見器(ポリグラフ)テスト、健康診断が終わり、6ヶ間のポリスアカデミーに入学しました。男女平等の厳しいトレーニングを乗り越えめでたく卒業。応募してから警察官になれるのはわずか約2〜4%という狭き門でした。

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楽園ハワイでみんなの治安を守る重要な仕事に就ける幸せを実感

いまは朝4時に起きて6時には管轄地域をパトロールする毎日。交通違反から交通事故、けんか、殺人事件までなんでも担当します。警官になって5年目ですが、まだまだ新人。これからも努力して街の治安を守っていきたいと思います。

次の夢は夫婦で世界中を旅行すること

昨年結婚した主人は、アカデミー在学中、毎晩犯人役になってもらうなどいろいろと協力してもらいました。次の夢は2人で世界中を旅行することですね。

谷口るみ子 ハワイ
仕事の後のお楽しみの一杯!お気に入りのカウチで心と身体を解きほぐすくつろぎのひと時
谷口るみ子 ハワイ キッチン
センスよくまとめられたキッチンでお得意の料理をふるまう

谷口るみ子 ハワイ
バイクビルダーの旦那様がるみ子さんのためにレストアしてくれたお気に入りバイク

コンテンポラリー・イタリアンが味わえる「ベルニーニ」がお気に入り

ハワイ ベルニーニ レストラン

ボンゴレパスタとパリパリ薄焼きピザが私のお気に入り!


ベルニーニ・ホノルル
住所:1218 Waimanu Street
  (アラモアナセンターから徒歩3分)
電話:(808)591-8400
ウェブサイト:http://berninihonolulu.com/

 

※この記事は「ハワイに住む」マガジンVol.10(2012年7月)の記事を元に作成しています。

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