ハワイの医療システム(保険、家庭医、検診、支払いなど)について

ハワイの医療システム(保険、家庭医、検診、支払いなど)について

更新日 2018.09.26

米国およびハワイの医療システムは日本とは大きく異なる点も多くあります。ハワイの医療システムの基本について説明します。

米国の保険とホームドクター制度 

民間保険会社の保険プランに加入

全国統一された公的健康保険システムがあり、医療費が比較的安い日本と違い、米国には高齢者や身体傷がい者、低所得者を除き、統一された公的保険制度がないため、民間保険会社が運営する保険プランに加入する必要性が生じます。 

ホームドクター(家庭医)を選択

保険に加入したら、保険会社から渡される資料をもとに、ホームドクターとなる「主治医(Primary Care Physician, PCP)」を選択します。

ハワイでは、基本的に、歯科以外どのような症状でも、まずPCPを訪ねて診断を受け必要ならば専門医の紹介を受けます。PCPは、婦人科・産婦人科医や内科医、小児科医などが兼ねている場合もありますので、必要に応じて決定しましょう。なお歯科(Dental)と眼科(Vision)は保険に含まれないため、必要に応じ別にプランを購入します。 

保険プランには、基本的に「HMO(Health Maintenance Organization)」と「PPO(Preferred Provider Organization)」の2つに分かれ、PPOの方がやや高額です。PPOの場合は保険会社の指定医である必要はなく、自分で選択した医師に通うことが可能です。

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米国の検診制度 

標準化されているアメリカの医療と定期検診

日本には統一された検診システムがなく、各自治体から通知を受け取り、診察に行く場合も多いですが、米国の医療は、ガイドラインに沿って標準化されており、どの医師に通っても診療法に大きな違いはありません。

米国の医療システムでは、疾病予防対策(Preventative Health Services)が年々強化されていますが、日本のような「人間ドック」は存在せず、年代や体の部位により定期的な検診が義務化され、場合によっては、無料で検診が受けられることもあります。米国では、検診のガイドラインがCDC(米疾病管理予防センター)の指示により、変更になることがよくあります。

女性の場合、乳がん検診(マンモグラム)や子宮頸がん検診(パップスメア)は、年代により、検診の頻度が異なります。マンモグラムの場合、最近は基準が変わり、50~74歳の方に対し、2年ごとの実施が推奨されていますが、ハワイの日本人医師は毎年の触診を推奨する場合も多いようです。 

他にも大腸検査や糖尿病検査など、保険でカバーされる検査は多くありますので、PCPに相談して、年齢により必要な検査を受けましょう。

医療費の支払い 

米国の医療費は、一般的に日本よりかなり高額ですが、加入している保険プランにより、実際に支払う額は大きな差があります。毎月の保険料が低い場合は、カバー率が低く、医療費を支払う段階で自己負担分が多くなり、逆に保険料が高い場合は、カバー率が高く自己負担分が少なくなります。

無料の検診を除き、通常は1回の通院につき「Co-Payment」と呼ばれる金額を支払い、カバーされない分は、後で請求書が送付されてきますが、Co-paymentがないプランもあります。

また健康保険では、「ディダクタブル(Deductible)」と呼ばれる自己負担上限額があり、その額を超えないと保険でカバーされない場合もありますので、加入時と支払い時に注意してください。

日本 アメリカ
医療保険 公的保険制度 民間保険制度
カバー率 一定 保険会社・プランによる
医療費 安い 高い
救急車 無料 有料
診察前の見積 保険適用外の場合 一般的
定期検診 統一されていない 標準化している

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【情報提供・監修】
小林恵一医師(内科)M.D., 
聖ルカクリニック St. Luke's Clinic

住所:1441 Kapiolani Blvd., Suite 2000(アラモアナビル20階)
通常(予約等):(808)945-3719
時間外緊急時:(808)524-2575
診療時間:月~金曜 8:30~12:00、13:00~16:00 土曜 8:30~12:00 日曜休
ウェブサイト:www.st-lukesclinic.com

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