弁護士に聞きました:不動産相続の面倒を回避するTODDとは?

弁護士に聞きました:不動産相続の面倒を回避するTODDとは?

更新日 2018.10.07

Q:不動産相続の面倒を回避するTODDとは?
A:簡単な権利書作成で死亡後の名義変更がスムーズに

不動産所有者が亡くなった場合、通常はプロベートと称ばれる裁判所の検認手続きを経て相続人の名義変更が行われます。この手続き期間中は資産分配が保留され、さらにハワイでは手続きに1年以上かかることもあります。

この検認を免除して不動産の名義変更を速やかに完了させ、同時に検認にかかる弁護士費用・裁判諸費用・諸経費などの出費を回避できるのが、前もって死亡時の相続人を設定する権利書「TODD(Transfer on death deed)」です。

プロベート回避のためによく使われるトラスト(生前信託)は総合的な資産が対象なのに対し、TODDは不動産資産の名義変更だけが対象で、ハワイに抱える資産が不動産のみと言う日本の方には、夫婦で約5千ドルかかるトラストに比べて設定費用が2千ドル程度に抑えられ、手続きも簡単なTODDの方がお勧めです。これを登記しておけば、名義人の死亡後は英訳した除籍謄本を登記所に持参して登記するだけ。その場で名義変更が完了します。

高額不動産だけでなく、人気のタイムシェアの相続でも、不動産の相続手続きは面倒で、費用も1万ドル以上かかる可能性もあります。ご心配な方はお気軽にご相談ください。

 

【ご回答いただいた弁護士】

沖 真平 弁護士 ハワイ

沖 真平 弁護士
東京都出身。高校卒業後にワシントン大学(ミズーリ州)に留学。ハワイ大学ロースクール卒業。2010 年ハワイ州弁護士資格取得。会社法・移民法・相 続法など日本人からの依頼に対応。

グッドシル法律事務所
住所:999 Bishop Street, Suite 1600
電話:808-547-5793
ウェブサイト:www.goodsill.com/japanese
Eメール:soki@goodsill.com

※この記事は「ハワイに住む」マガジンVol.33(2018/4/15発行)の記事を元に作成しています。

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