【2026年4月】ハワイ不動産レポート 価格は戸建て・コンドミニアムともに微減 一方で取引期間は短縮化

【2026年4月】ハワイ不動産レポート 価格は戸建て・コンドミニアムともに微減 一方で取引期間は短縮化

更新日 2026.05.11

「ハワイに住む」編集部では、ホノルル不動産協会(HBR)が発表する統計をもとに、オアフ島の不動産マーケット動向を毎月レポートしている。今回は2026年4月の統計をもとに、オアフ島の住宅市場の状況をまとめた。

ホノルルリアルター協会による 2026年4月のマーケットレポートサマリー

2026年4月のオアフ島は、3月に起きた2度にわたるコナストームに続き、4月にも規模は小さいものの再びストームに襲われるという例年にない悪天候続きとなった。全体としては戸建て・コンドミニアムともに中間価格、売買件数ともに減少を見せた。

  • 戸建ての中間価格は$1,150,000で、前年同月比1.7%減
  • 戸建ての販売数は230件で、前年同月比4.6%減
  • 戸建ての売り出し期間は24日で、前年同月比5日短縮
  • コンドミニアムの中間価格は$500,000で、前年同月比1.0%減
  • コンドミニアムの販売数は378件で、前年同月比4.3%減
  • コンドミニアムの売り出し期間は38日で、前年同月比5日短縮

ここから、それぞれの主要な指標について見ていく。
(チャートは緑のラインが戸建て、黄色のラインがコンド。以下のチャートはすべて同じ)

中間価格

2026年4月の戸建ての中間価格は$1,150,000となった。前年同月の$1,170,000と比較すると1.7%の下落となった。2026年3月の$1,199,500からもやや下落したものの、引き続き$100万台前半の高水準を維持している。

一方、4月のコンドミニアムの中間価格は$500,000で、前年同月の$505,000と比較すると1.0%の下落となったが、引き続き$50万前後で安定した推移となっている。

価格帯別の販売件数

戸建ての販売件数は230件となり、前年同月の241件から4.6%減少した。最も大きな伸びを見せたのは、90万ドル〜110万未満の価格帯で、前年同月の37件から51件へ37.8%増となった。また、200万ドル〜300万ドル未満の高額価格帯でも38件から46件へ21.1%増加している。ローン金利にあまり影響を受けない富裕層が高価格帯の購入が活況だ。
 

コンドミニアムの販売件数は378件となり、前年同月の395件から4.3%減少した。コンドミニアムも価格帯による差が大きい。最も大きな伸びを見せたのは、100万ドル〜150万ドル未満の価格帯で、16件から33件に増加、また中間価格よりも下に入る40万ドル〜50万ドル未満の価格帯も52件から66件へ26.9%増加している。高金利を背景に予算を下げて買うといった動きが反映されているのかもしれない。一方で、70万ドル〜100万ドル未満の価格帯は61件から39件へ36.1%減少した。コンドミニアムにおいては、ローンを組んで買う実需層がシビアになる価格帯がここと言えるだろう。

売り出し期間

売り出しから成約までの期間の日数は、戸建てが24日となり、前年同月の29日から5日短縮した。依然として1カ月を下回る水準にあり、条件の良い物件への需要は引き続き強い。 一方、コンドミニアムは38日となり、前年同月の43日から5日短縮した。こちらも前年よりも売却スピードが改善しており、全体の売買件数は下がっても、これはという物件は早く動く市場が続いている。

新規リスティングと在庫状況

2026年4月の新規リスティング数は、戸建てが351件となり、前年同月比4.1%減少した。コンドミニアムの新規リスティングも698件で、前年同月比18.0%減少しており、両市場とも新規供給は前年を下回る状況が続いている。

市場在庫を見ると、戸建ては707件となり、前年同月の805件から12.2%減少した。引き続き供給不足の状態が続いている。 コンドミニアム市場の市場在庫は2,353件となり、前年同月比では6.3%減少した。戸建て市場と比較すると依然として在庫水準は高めとなっている。去年後半にかけてゆるやかに減っていた在庫が、今年に入ってから再び積み上がりに転じている傾向が顕著に。
この夏にかけてまた昨年のように2500件の水準に近づきつつある。
 

まとめ

2026年4月のオアフ島不動産市場は、戸建て・コンドミニアムともに中間価格と販売件数が前年同月比でわずかに減少した月となった。 一方で、市場滞在日数は短縮し、契約中件数も増加するなど、市場全体としては依然として底堅さを維持している。

価格帯によるばらつきはあるものの、40万〜50万ドル台のコンドミニアムや、90万〜110万ドル帯の戸建て市場では実需層が支える価格帯が好調となった。 実需層にとっては住宅ローン金利の高止まり、そして日本からのバイヤーにとっては155-160円圏内の円安が引き続き重しとなっているが、それでも良い物件については早い動きで売買が成立しており、バイヤー・セラー共に狙いを定めて、落ち着いて動いている印象の1ヶ月となった。


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