ゴルフ用品専門店「ロジャー・ダン・ゴルフ・ハワイ」は、ホノルルのワードセンターからアラモアナセンターへの移転を発表した。新店舗は今週中にオープンする予定で、現在最終準備が進められている。

今回の移転は、ワードセンターを所有する「ワード・ヴィレッジ（ビクトリア・ワード・リミテッド）」が進める再開発計画に伴うもの。同施設は開業から43年が経過しており、再開発に向けての解体許可もすでに取得済みだ。

ロジャー・ダン・ゴルフ・ハワイのブランダン・アサト氏は、「いずれ移転が必要になることは分かっていたが、アラモアナで良い場所が見つかり、タイミングも良かった」と話す。

新店舗は、従来よりも広い試打エリアを備えるほか、品揃えの拡充、最新のティーシステムの導入など、設備面でも大幅な強化が図られている。

一方、ワードセンター内の他店舗については、今後の移転先が決まっていないケースも多い。ただし、関係者によると、多くの店舗が「今後もワードエリアにとどまりたい」と希望を示しているという。

ワード・ヴィレッジによる再開発計画は、「メリア」「イリマ」と呼ばれる2棟の分譲マンションを中心に、商業施設や公共スペースの整備を含む大規模プロジェクトとなる。ビクトリア・ワード・リミテッドは声明で、「質の高い公共空間の創出と、地域に根ざしたリテール体験の提供を目指す」とコメントしている。

なお、解体作業の具体的なスケジュールは現時点で発表されていない。

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