米国地質調査所(USGS)によると、ハワイ時間7月29日午後1時25分ごろ、ロシア・カムチャツカ半島沖でマグニチュード8.7(後に8.8に修正)の大規模地震が発生した。これを受けて、ハワイ州当局および太平洋津波警報センター(PTWC)は同日午後、州全域に対して津波警報を発令した。
当初、地震発生後の午後1時33分に津波注意報が出されたが、その後の解析により午後2時43分に警報へと引き上げられた。警報の発令に伴い、沿岸部の一次避難区域に指定されている地域では、すでに住民に対して避難の指示が出されている。
PTWCの発表によると、津波がハワイ諸島に到達する最も早い時刻は午後7時17分ごろと予測されている。現在のところ、津波の発生自体は確認されていないものの、北西ハワイ諸島の一部沿岸においては、潮位より最大で1〜3メートルの高さの津波が到達する可能性があるという。
ハワイ郡民間防衛局は、「津波の有無にかかわらず、今後の状況に備えて早期の避難行動を取るよう」住民に強く呼びかけている。警報の性質上、サイレンが作動しない場合もあるため、公式情報はテレビ、ラジオ、インターネット、SNSなどを通じて随時確認するよう求めている。
今回の地震は、観測史上でも最大級の規模に分類されており、津波の影響はハワイにとどまらず、アラスカや米本土西海岸、日本など太平洋沿岸各地に拡大するおそれがある。関係機関は引き続き震源周辺の海域および波高の監視を強化しており、最新の情報をもとに必要な対応を取るとしている。
避難区域に居住する住民は、公式発表に従い、海岸部から高台や指定の避難所への移動を早急に行うようにしたい。また、第一波到達後も複数回の津波が発生するおそれがあるため、解除の発表があるまでは絶対に海岸に近づかないよう強く注意が呼びかけられている。
住民や観光で滞在中の皆さまは冷静な行動を心がけ、備えを万全にしていただきたい。
【追記】7月30日の午前9時にハワイ諸島への津波注意報は全て解除された。
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