アクセサリー販売店「クレアーズ(Claire’s)」が連邦破産法第11章(チャプター11)の適用を申請し、ハワイ州内にある9店舗すべてが閉店の可能性に直面していることが分かった。クレアーズによる破産申請は今回が2度目で、米本土を含む全米1,350店舗が影響を受ける。
ハワイの対象店舗は、オアフ島のアラモアナセンター、カハラモール、ウィンドワードモール、パールリッジセンター、カ・マカナ・アリイ、マウイ島のクイーン・カアフマヌ・センター、カウアイ島のククイ・グローブ・センター、ハワイ島ヒロのプリンス・クヒオ・プラザの計9店舗。現在、これらの店舗では在庫一掃のためのセールが行われており、店内全商品が30%から50%オフ(ピアス施術を除く)となっている。セールは7月25日に開始され、10月31日まで続く予定。
破産申請により、ギフトカードの利用、ロイヤルティポイントの加算・使用、商品返品・交換、通常の割引サービスはすべて終了した。店舗運営と在庫処分は、米大手清算業者Hilco Merchant Resources LLCが担当している。
米デラウェア州の連邦破産裁判所に提出された書類によると、同社は全米の主要テナントを含む上位4社に対し、合計1,470万ドル以上の債務を抱えている。近年の業績悪化に加え、競合の激化や消費行動の変化、実店舗離れが影響していると見られ、同社は今後、戦略的・財務的なパートナーによる買収が成立しなければ、全店舗閉鎖も避けられない状況となっている。
クレアーズの最高経営責任者(CEO)Chris Cramer氏は、「今回の決定は困難ではありますが、必要な措置です。競争の激化、消費の変化、実店舗からオンラインへの移行、そして当社が抱える債務と厳しい経済状況が、このような判断に至らせました」とコメントしている。
現在、ハワイ州内の各店舗では従業員らが閉店に関する今後の通知を待っている状態だ。店舗の今後については、新たな買収先が見つかるかどうかにかかっており、流通業界内でも注目が集まっている。
【ハワイに住む編集部よりお知らせ】
◾️2025年9月6日に東京で開催!
『第10回ハワイ不動産・移住・ビジネス進出セミナー in 東京』
たった1日で見える”あなただけのハワイ未来設計”
経験豊富なプロがあなたの計画に答えを出します。
▼セミナー詳細やお申し込みはこちらから
◆【ハワイに住む】Instagramのフォローもお願いします!
◆【ハワイに住む】ニュースレターにもぜひご登録下さい。
・月一回配信
・一ヶ月のハワイニュース振り返り
・不動産市況や物件情報
・メルマガだけのオリジナルコンテンツなどお届けします