ESTA申請料が40ドルに値上げへ ハワイ旅行者にも影響 2025年9月30日から実施

ESTA申請料が40ドルに値上げへ ハワイ旅行者にも影響 2025年9月30日から実施

更新日 2025.09.02

アメリカへの渡航に必要な電子渡航認証システム「ESTA(エスタ)」の申請料が、2025年9月30日から現在の21ドルから40ドルへと引き上げられることが、米国税関・国境警備局(CBP)により正式に発表された。この改定は、同年7月4日に連邦議会で可決された「One Big Beautiful Bill Act(HR-1)」と呼ばれる新法に基づくもので、アメリカの移民関連手続きや国境管理システムの財源を見直す目的がある。ESTAの値上げは、制度開始以来最大規模となる。

ESTAは、日本を含むビザ免除プログラム(Visa Waiver Program)参加国の国民が、観光や短期ビジネスなど90日以内の滞在を目的にアメリカへ渡航する際に必要となる電子申請制度で、ハワイ旅行でも必須の手続きだ。オンラインで申請でき、承認されれば2年間またはパスポートの有効期限まで有効となる。CBPによると、今回の変更に伴い、9月30日以降の申請には新たな手数料が適用され、申請料は40ドルに。これまで通り21ドルで申請できるのは、9月29日までとなり、それ以降の申請に対する例外措置は設けられていない。

この大幅な値上げに対し、観光業界からは懸念の声も上がっている。特に家族連れや若年層など、費用に敏感な旅行者にとっては負担増となるため、旅行意欲に影響を及ぼす可能性もある。たとえば4人家族の場合、現行の申請料であれば合計84ドルで済んでいたところ、改定後は160ドルとなり、負担はおよそ2倍に増加する。

今回の法改正ではESTA以外の手続きに関する手数料も見直されており、陸路でアメリカに入国する際に必要な「I-94」の発行手数料は、現行の6ドルから30ドルに引き上げられる。また、中国国籍の渡航者を対象とする電子認証システム「EVUS」も、新たに30ドルの手数料が課されることになる。

ESTAは一度取得すれば2年間有効で、期間内であれば何度でも渡航が可能なため、今後ハワイ旅行などを検討している人は、できるだけ値上げ前に申請を済ませておくことが勧められる。CBPも、ESTA申請は出発直前ではなく、できる限り余裕を持って行うよう呼びかけており、少なくとも出発の72時間前には申請を完了させるべきとしている。

ESTAの申請は、米国政府の公式ウェブサイト(https://esta.cbp.dhs.gov)から行うことができる。ハワイへの渡航を予定している日本人旅行者にとっては、今後の旅費計画に大きく影響する改定となりそうだ。

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