ホノルルの超高級コンドミニアム「メリア」と「イリマ」、事前販売で12億ドル突破。イリマ最上階は4,000万ドルで契約中

ホノルルの超高級コンドミニアム「メリア」と「イリマ」、事前販売で12億ドル突破。イリマ最上階は4,000万ドルで契約中

更新日 2025.09.05

アラモアナ大通り沿いの一等地に建設予定の高級コンドミニアム「メリア(Melia)」と「イリマ(Ilima)」の事前販売が、すでに総額12億ドル(約1,760億円)に達したことが分かった。開発を手がけるのは、ホノルル・カカアコ地区の再開発プロジェクト「ワード・ビレッジ」を推進するハワード・ヒューズ・ホールディングス(NYSE: HHH)で、イリマの開発には、ハワイ島のクキオやマウイ島のマケナなど、ハワイの高級リゾートを展開するディスカバリー・ランド・カンパニーが初めてオアフ島での共同開発パートナーとして参画する。

メリアの完成予想図

両タワーは、既存のワード・センター商業施設を解体した跡地に建設される予定で、オーシャンフロントの立地ということもあり、既にペントハウス販売だけで2億8,000万ドル(約410億円)に上っている。販売価格はメリアで170万ドル(約2.5億円)から、イリマでは390万ドル(約5.7億円)からとなっており、イリマ最上階のペントハウスには4,000万ドル(約58億円)で契約中の買い手がついているという。取引が成立すれば、2023年に記録されたハワイのコンドミニアム最高額(パークレーン・アラモアナのペントハウス、2,750万ドル)を大きく更新することになる。

イリマは33階建て、全148戸、メリアは35階建てで全221戸となっており、第3のタワー「マハナ(Mahana・340戸)」の建設も計画されている。3棟合わせての総戸数は709戸、潜在売上は最大25億ドル(約3,670億円)に達すると見込まれている。比較として、ワード・ビレッジのこれまでの7棟(3,046戸)で累計売上は39億ドルにのぼり、現在建設中の4棟(ウラナ、ザ・パーク、カラエ、ラウニウ)の合計2,055戸では24億ドルの売上が見込まれている。

両タワーの設計は、ニューヨークを拠点とする著名建築事務所ロバート・A.M.・スターン・アーキテクツが手がけており、ホノルル美術館やアレキサンダー&ボールドウィン・ビルなど、20世紀初頭の歴史的建築物に着想を得たクラシカルなデザインとなっている。メリアとイリマは、ハワイ固有の植物を配したボタニカル・ガーデンで結ばれ、その通路はIBMビルから、アラモアナ大通りとカマケエ通りの角地に新設される1エーカーの公共公園「カ・レイ・パーク」にも接続される予定。同エリアでは、ウラナ近くに「カ・ライ・オ・ククルアエオ・パーク」が今月開園予定で、ビクトリア・ワード・パークのマウカ側も年内に完成予定となっている。

両プロジェクトには、住民専用のクラブ「モハラ(Mohala)」も併設される予定で、ハワイの高級不動産市場に新たなラグジュアリーライフスタイルを提案するものとなりそうだ。今後の焦点は、4,000万ドルのペントハウス契約が正式に成立し、ハワイ不動産市場に新たな記録を打ち立てるかどうかに注がれている。

高級コンドミニアム「メリア(Melia)」と「イリマ(Ilima)」の詳細はこの記事でも紹介している。

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