ハワイ最大の文化イベント「アロハ・フェスティバル 2025」が、9月6日にホノルル・ワイキキで開幕した。
初日は、ロイヤル ハワイアン ラグジュアリー コレクション リゾート内のヘルモア・ガーデンで「ロイヤル・コート叙任式および開会式」が開催され、今年のテーマ「Ko Kula Uka, Ko Kula Kai(山から海へ)」が発表された。この言葉には、ハワイの自然と文化が山から海へと深くつながっているという意味が込められている。
式典では、王族のみに許された伝統衣装「‘ahu‘ula(羽毛のマント)」や「mahiole(羽毛のヘルメット)」を身に着けたロイヤル・コートの新メンバーが正式に叙任された。王にはエドワード・クプアウ・クニポ氏(オアフ島)、女王にはメレアナ・マヌエル氏(ハワイ島)、王子にはショーン・ケカフナ・ジュニア氏(モロカイ島)、王女にはジェニー・サルダニア氏(オアフ島)が選ばれた。

叙任式後は、隣接するロイヤル・ハワイアン・センターにてフラと音楽のパフォーマンスが行われ、観光客や地元住民を含む多くの来場者がアロハの精神を共有した。
今年のアロハ・フェスティバルは9月いっぱい開催され、以下の2つの大規模イベントが予定されている。
9月20日(土)には、ワイキキのカラカウア通りで「第71回 ワイキキ・ホオラウレア」が行われる。70以上のブースが出展し、地元料理、クラフト、文化体験などを楽しめる。複数のステージでは、ハワイの人気アーティストによるライブやフラのパフォーマンスも予定されており、例年多くの人出でにぎわう。

また、9月27日(土)には「第77回 フローラル・パレード」が開催される。アラモアナ・パークをスタート地点とし、カラカウア通りを経てカピオラニ・パークまで、花で彩られた山車、伝統衣装を着たパウ・ライダー(女性騎馬隊)、地元の高校マーチングバンド、各島のフラチームなどが市内を練り歩く。パレードの模様はKHONによるテレビ・配信での中継も予定されている。

アロハ・フェスティバルは1946年に「アロハ・ウィーク」として始まり、現在ではハワイ全体をあげて行われる文化月間として定着している。観光客にとっても、ローカルの人々にとっても、ハワイの伝統と現代が交差する特別な1ヵ月となりそうだ。
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