JLキャピタル、約54億円でカピオラニ通り沿いの3区画を取得 住宅開発を計画

JLキャピタル、約54億円でカピオラニ通り沿いの3区画を取得 住宅開発を計画

更新日 2025.10.15

ホノルルを拠点とする不動産開発会社「JLキャピタル」は、アラモアナ地区・カピオラニ通り沿いの3区画を総額3,600万ドル(約54億円)で取得したと明らかにした。

取得したのは、1322、1338、1356 Kapiolani Blvd. の3区画で、合計約1.3エーカー(約5,260平方メートル)。場所はカピオラニ大通りとマカロア通りの間、シェリダン通りに面しており、現在は「Runners Route」や「Pacific Diamond Wedding Rings」、「King Restaurant & Bar」、「La Beau Boutique」、「Dynasty Foot Massage」などのテナントが営業している。

この土地は元々、フロリダを拠点とする開発会社「Crescent Heights」の子会社である「Hoaka Heights LLC」が所有しており、かつては900戸のコンドホテル「Hoaka Heights」の建設計画があったが、その計画は撤回された。

JLキャピタルのCEO、ティム・リー氏は「当初のホテル開発計画は進めない」とし、「ホノルル市の現在の住宅ニーズをより満たす“住宅開発”に方向転換する」と語っている。具体的なプロジェクト内容はまだ検討段階だが、「高層の住宅を中心とした複合用途プロジェクトになる可能性が高い」としている。

JLキャピタルは2016年以降、アラモアナ地区での開発に積極的に取り組んできた企業で、これまでに「Sky Ala Moana」や「Renaissance Honolulu Hotel & Spa」などのプロジェクトを手がけてきたほか、2026年春着工予定の「Muse Honolulu」、商業施設「Like Like Plaza」、住宅開発「Amana Lofts」など多岐にわたる実績を持つ。

画像引用:jlcapitalhi.com/portfolio/「Muse Honolulu」

今回の土地取得について、リー氏は「アラモアナ地域で行ってきた長期的な投資と地域に根ざした開発の延長線上にある」とした上で、「住宅、商業、ホテル、手頃な価格の賃貸住宅まで、これまでの価値観を反映した開発を進めていきたい」とコメント。

また、今回の用地はアラモアナセンターや将来的な鉄道(HART)終点駅にも近く、交通アクセスの良さを活かした都市開発を進める考え。市のビジョンである「歩いて暮らせる都市づくり」や「公共交通に対応した住環境の整備」にも合致するとしている。


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