ハワイアン航空は、アラスカ航空との統合に伴い、現在使用している「HA」のコールサインを2025年10月末にも終了し、アラスカ航空の「AS」に一本化する見通しを明らかにした。両社は同月末にも米連邦航空局(FAA)から単一の運航証明(SOC)を取得する予定で、それにより運航上のコールサインも統一される。

これまでハワイアン航空の便は「HA+便名」で運航され、パイロットが航空管制と交信する際に使用されてきた。今後は全便が「AS」のコールサインに切り替わるが、乗客が利用する際のブランド名としては引き続き「ハワイアン航空」が使用され、機内サービスやデザインなども現行のまま維持されるという。
航空会社の広報担当者は、「旅行者はこれまで通りハワイアン航空のブランドで予約・搭乗が可能です。運航はアラスカ航空によって行われますが、ハワイアン航空の体験を提供し続けます」とコメントしている。
また、両社はウェブサイトの統合も進めており、2026年4月をめどに新たな予約サイトを立ち上げる予定だ。これにより、ハワイアン航空およびアラスカ航空の予約は一つのマルチブランド型ウェブサイトに集約される。統合後は全便がアラスカ航空のキャリアコードで運用され、「Operated by Alaska as Hawaiian Airlines(アラスカ航空による運航、ハワイアン航空としての提供)」との表記が加わる。
今回の変更により、旅行者の利用環境に大きな混乱は生じないと見られるが、航空券の表記や空港での案内など、一部に変更がある可能性もあるため、今後の案内に注意が必要だ。
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