ワイキキでアジア料理をテーマとしたフードホールとして人気の「STIX ASIA ワイキキ」。その成功をベースについに2026年、アメリカ本土への初進出が発表された。その地として選ばれたのはネバダ州ラスベガス。
リアルセレクト社およびSTIX ASIAのCEOを務めるフランク・クラーク氏にその進出の背景とこれからをインタビューした。
旧来のイメージを覆す!進化するラスベガス
ラスベガスといえば、「ギャンブル」「ショービジネス」といったギラギラしたイメージを持つ方が多いのではないだろうか?フランクさん:
実は私も、STIX進出としてラスベガスをリサーチする前までは、まさにそのイメージを持っていました。しかしネバダ州は州政府によるビジネス支援が手厚く、ビジネス誘致に非常に積極的。それゆえに有名企業の流入に伴う高所得者層の人口も増えていて、洗練された都市として驚くべきスピードで発展しています。ハワイと比べてもビジネスを推進しやすい環境が整っている点に大きな魅力を感じ、アメリカ本土初進出の場所をラスベガスに決めました。
ハイエンドな急成長エリア
出店先となるのは、ラスベガス南西部にある大型複合開発「UnCommons(アンコモンズ)」内。オフィス、住宅、レストラン、ショップ、イベントスペースなど融合させ「LIVE・WORK・PLAY」が一体となった街として設計されている。敷地内には中庭広場を中心にレストランやカフェが並び、徒歩で回遊できるキャンパスのような街並みが特徴だ。UnCommonsのオフィススペースの入居率も現在100%。テナントとしてはモルガン・スタンレー、デロイト、EY、ウェルス・ファーゴ、また野球チームA'sのオフィスなど有名な大手企業が並ぶ。ここで働く感度の高いワーカーたちも重要な顧客ベースとなる。
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さらにこのUnCommonsの周辺5マイル圏内の人口は約36万に達し、ハイエンドな消費者・住民に囲まれた急成長エリアとなっている。一泊600ドル以上の高級カジノホテル「Durango」が90%以上で稼働、高級アパートメントも増加し、さらに今後カリフォルニア州ハリウッドから大手映画スタジオが続々移転をしてくる。
フランクさん:
またこのエリアに住む36万人には10万ドル以上などハイインカムのワーカーが多く、また約25%がアジア人となっています。
”食を通じてアジアの文化を届ける”というSTIX ASIAのコンセプトとの相性の良さは保証付き、という魅力的な場所に出店できたのは非常にラッキーでした。
ビジネスを後押しするネバダ州
2026年4月27日にSTIX ASIA ラスベガスのリノベーションに着工した。工期は約6カ月の予定で、10月のオープンを予定している。
フランクさん:
ハワイだとこの規模の店舗を作るには、1年以上経ってやっと建築許可がおりたらまだ早い方、という感じです。しかしラスベガスならば着工から半年でオープンできる。このスピード感がラスベガスの強みです。
今回は居抜きでのリノベーションだったこともあり、コスト的にも好条件の開発となりました。
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上でも少し触れたが、ネバダ州全体がビジネス支援の姿勢を打ち出し誘致に力を入れている州である。フランクさんに、ネバダ州はどのような点でビジネスがやりやすい環境が揃っているか具体的な例を挙げてもらった。
- ハワイ州は州の法人税があるが、ネバダ州は法人税が存在しない。企業は連邦税のみ。
- 固定資産税も比較的低い。住宅コストもハワイと比べて大きく抑えられる。
- 最低賃金もラスベガスは12ドル、ハワイは16ドル。4ドルもの開きがある(2026年4月時点)
- 人材の層が厚い。ラスベガスはホテルやレストランなどホスピタリティ産業が盛んなため、経験者の人材が豊富で採用しやすい。
- 法律的にもビジネス保護の方針が強い。
これらの複合的な要因で、ビジネスのオペレーションコスト、また従業員の生活コストに大きな差が生まれてくる。
例えばざっくり言えば、同じ家賃ならハワイでは1ベッドルームしか借りられないところ、ラスベガスでは2ベッドルームが借りられるくらいの相場感だという。企業側からの目線でいけば、ハワイなら1人しか雇用できない予算でも、ラスベガスなら2〜3人採用できるなど、余裕のある運営が可能になる。
また、ネバダ州はデラウェア州と並び、経営者個人の保護や訴訟リスクの低さなどが突出しており、事業運営がしやすい州でもあるという。
こうした背景から、ハワイ州だけでなく他州からも多くの企業や移住者がラスベガスに集まっている。チャイナタウンだけでも約300店舗のレストランが存在するほどアジア系人口も増えており、ハワイ発のレストラン「Zippy’s」もすでに3店舗を展開している。
チャンスの多いSTIX ASIA ラスベガス
日本の人気レストラン含め10店舗がオープン予定
STIX ASIA Las Vegasは約400名が着席できる大型のフードホールで、各店舗は独立運営され、着席スタイルでオーダーする形式を採用。日本の人気レストランを含めた海外からの出店テナントに加え、地元の人気店も参加し、バラエティ豊かな10店舗のテナントで構成される予定。エントランスは提灯がならび、アジアのストリートの雰囲気を再現。また施設中央には桜の木が配置され、温かみのある木材仕上げとともに空間の象徴となる。
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そのほか寿司カウンター、ラーメン店、居酒屋料理、デザートのエリアなど、アジアンフードという豊かな文化を統一感ある空間を構築する。
施設内には屋内ラウンジと屋外バーを設置し、アジアンカクテルや各店舗と連動したフードメニューを提供。西向きのパティオでは屋外ダイニングも楽しめる。さらにDJブースを備え、夜のエンターテインメント拠点としても機能。月例ナイトマーケット、ライブパフォーマンスなど文化イベントも開催予定である。。
フランクさん:
エンターテインメントとダイニングの最先端を走るラスベガスは、私たちの次の展開にふさわしい舞台です。私たちの使命である”アジアの豊かな食文化をゲストに体験してもらう”、そういう場としてのマーケティングをこれから仕掛けていきたい思っています。
急成長するラスベガスの新しい都市拠点UnCommons。その中心で誕生するSTIX ASIA Las Vegasは、ハワイから広がる新しいアジアンフードカルチャーの発信地として、今後大きな注目を集めそうだ。
STIX ASIA フードホール ラスベガス(UnCommons内)
6840 Helen Toland St. Las Vegas, NV 89113
ウェブサイト:https://stixasia.com/
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