カウアイ島西部でコーヒー生産を行ってきたカウアイ・コーヒー・カンパニー(Kauai Coffee Co.)が、事業を恒久的に終了し、全従業員136人を解雇することが分かった。同社は今週、ハワイ州労働産業関係局(DLIR)に対し、大量解雇に関するWARN(大量解雇事前通知)を提出した。
通知によると、同社が農園と加工施設を運営している約4,000エーカーの土地について、土地所有者がリース契約を更新しない決定を下したことが、事業終了の直接的な理由だという。WARN通知では、今回の閉鎖について「自社の判断ではなく、事業継続が不可能となったため」と説明している。
この土地を所有するのは投資会社ブルー・バウコル・キャピタル・パートナーズ(Brue Baukol Capital Partners)で、カラヘオ近郊に広がる農園用地を保有している。土地の賃貸交渉は約2年前から続いていたが、リース契約は今年3月に期限を迎え、更新には至らなかった。
カウアイ・コーヒー社によると、従業員の解雇は3月14日から始まる予定。136人の従業員のうち69人は、国際港湾倉庫労働組合(ILWU)ローカル142に所属している。
同社は公式サイトによれば、年間100万〜200万ポンドの生豆を生産しており、アメリカ国内で最大のコーヒー生産者として知られている。コーヒー生産に加え、観光客向けの農園ツアーも行ってきた。
カウアイ・コーヒーは、1980年代にアレクサンダー&ボールドウィン(A&B)がサトウキビ農園からコーヒー栽培へ転換したことをきっかけに誕生した。その後、A&Bは2021年に高級住宅開発ククイウラを1億8,350万ドルでブルー・バウコルに売却。さらに2022年には、カウアイ・コーヒーの農地を含む約1万8,000エーカーを7,400万ドルで同社に売却していた。
土地所有者のブルー・バウコル・キャピタル・パートナーズには取材を申し込んでいるが、現時点でコメントは得られていない。
ハワイを代表する農業ブランドの一つとして親しまれてきたカウアイ・コーヒー社の事業終了は、地元の雇用や観光、農業への影響も大きく、今後の動向が注目される。
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