”ハワイ在住ママ”たちが語る・ハワイで外国人が教育を受ける際に知っておきたいこと

”ハワイ在住ママ”たちが語る・ハワイで外国人が教育を受ける際に知っておきたいこと

更新日 2018.10.07

ハワイへの移住や留学を考える親なら、 ハワイの学校のシステムや教育水準など事前に学び、準備しておくべき項目は少なくない。実際にハワイで子育て中のお母様たちに学校選びのポイントや、ハワイで教育を受ける際の工夫について伺ってみた。

ハワイ ママ 花田美恵子

【私たちがお答えします】(左から右へ)

ザニ 英理さん
女の子と男の子のママ。販売代理店「Guava Lava Hawaii」代表。「Tiare Hawaii」「Misha Hawaii」「Avalon」「Ginger and Sprout」などのブランドの卸販売を行っている。

花田美恵子さん
4人兄妹のママ。ティーンの頃から雑誌「オリーブ」「アンアン」のモデルとして活躍。オフィシャルブログ「Kawaii Hawaii」も好評!

荻野 綾子さん
2人娘のママ。ハワイ大学で経済学を専攻。美容関連会社を経営。ママのためのファッション誌nina’s読者モデル。

※この記事は「ハワイに住む」マガジン(2014/7/15発行)の記事を元に作成しています。

ハワイの学校の情報は どこでみつけましたか

美恵子:移住前に入ったサマースクールの繋がりで、その後に通う学校を決めました。サマースクール情報は、日本に住んでいた頃、ハワイ好きなママ友から聞きました。

綾子:私は子供をプリスクールに入れる時、調べ方が分からず、ネットで検索しても情報が見つからなかったので、留学斡旋のサイトで情報を集めて、知り合いのお母さんたちに「この学校はどう?」と情報を聞いて絞り込んだ感じです。口コミや知り合いのつてに頼る情報が多いので、知り合いがいなければ学校探しはとても大変だと思います。

日本からの転校は スムーズに進みましたか

美恵子:うちは長男が中学1年、末っ子は小学校1年が終わった時点での転校でしたので、ハワイに移住すると決めてからの1年間は、日本で英会話スクールに通わせました。ただそれよりも、こちらに引っ越してきてできた友達と話す日常会話の中で英語力はダントツに伸びたと思います。日本で英語を学ぶのは、英語に慣れ親しむのに役立つ程度かもしれませんね。子どもの移住が高学年になる程、環境に慣れるのが大変のようです。反面、末っ子は、物怖じすることなくアメリカ人のお友達のご家庭にお泊まりに行ったりしますね。自宅の周りにお子さんのいるご家庭も多く、ご近所付き合いするなかで英語力も自然についていったように感じます。

英理:うちは一戸建てで、子供たちは小さな頃から近所のお子さんたちと遊んで英語の中で普通に育ってきました。子供たちが小さい頃は、小児科医院の看護士さんに紹介していただいた、日本人のママグループに入りました。公園でいっしょに遊ばせながらママ同士で情報交換していました。プリスクールとか学校に入る前くらいの子供たちのお母さんが入っているので、学校の情報交換もできてとても役に立ちました。

美恵子:子供達が小さい頃は私の母が子育てを助けてくれていたので、ひとりぼっちと言う寂しさが無かったのですが、ご主人が居るご家庭でも、外国で子育てしていたら、情報交換のできるママのお友達はとても大事だと思います。

綾子:学校事情に詳しい方のお話はとても助かります。子供を送った後など、いまはまだ比較的空いているので、ママ友とここでお茶しながらいろいろお話を聞いたりしますよ。

美恵子:私は午後ゆっくりお茶をしたいときに利用したり、お友達とのランチでおじゃましています。

綾子:日本も「お受験」はすごいですが、ハワイも妊娠中からプリスクールのウェイティングリストに名前を入れるという話を聞きます。私はそういう準備をしなかったので保育園のチョイスがなくなってしまって、手続きは早くすべきだと実感しました。

公立校、私立校の違いはどのように感じていますか?

美恵子:公立学校には経済状況や教育方針が異なるご家庭のお子さんがいるのに対し、私立に入れれば価値観や生活環境が近い家庭のお子さんがいて安心ですよね。私自身も私立でしたし子供たちも日本では私が卒業した私立校に通わせていました。ただ、自分が通った学校だから安心感があるという反面、先が見えてつまらなく感じてしまう部分もあり、思い切って「アメリカの教育を」と思ったのも、ハワイ移住の理由の一つでした。

英理:うちは、最初は公立の学校でしたが、学校側の方針に疑問を感じる部分があったので、息子を中学2年で私立に編入させました。娘も中学から私立です。公立学校は1生徒に対しての教師の割合が少なく、生徒ひとり一人の良い部分をみてくれないと感じました。それでうちの息子は遅生まれ(12月生まれ)だったこともあり、思い切って1年繰り下げて私立校に編入させました※

年の繰り下げはハワイではよくあることなのですか?

綾子:日本人にはちょっと分かりにくいシステムですよね。ハワイでは早生まれ遅生まれの時期も違いますしね。こちらでは、子どもの成長度合いで入園や学年を判断しますよね。うちの娘も9月の保育園入園の時点で3歳にならないんですが、保育園の先生が、入園を許可してくれました。入園の願書も締め切りを過ぎていたんですが、電話してみたらすんなり受けてもらえました。キッチリした体制に慣れている日本人は面食らってしまいがちですが、ちょっとアバウトなフレキシブルさもハワイの魅力かもしれませんね。締め切り1週間すぎても電話で問い合わせたら「オッケー」。日本ではそうはいかないですよ。
英理:ハワイでは子供の成長が追いついていない場合は入学を1年遅らせる親御さんもいます。年齢にこだわることなく、子供の能力の成長を最優先させることができるあたりはハワイの教育制度の優れた点だと思います。クラスの中に1歳以上年の離れたお子さんがいるのを特別なことと考えずに気持ちに余裕が持てます。平均を求める日本のような考え方がないのは良いことだと思います。

注)ハワイの義務教育は13年。内訳は1年制の幼稚園、小学校は学校別で5年制と6年制に別れ、中学校は3年制(6年制小学校卒業者は2年のみ)、高校が4年制となっています。これに加え2006年から2013年の期間は、任意の幼稚園の準備校ジュニアキンダーが開設されましたが、2014年には廃止となりました。
 

ハワイは多民族の島ですが、教育の中にその影響を感じますか?

英理:うちの子供たちはもともとハワイで生まれ。色々な人種の子供と学ぶことが自然な環境の中で育ったので、人種に関係なくお互いを受け入れています。

美恵子:自分と違って当たり前というのを小さい時から経験できていることは良かったと思います。日本にいたら多分できなかった経験ですね。

綾子:私が学生の頃は、地方だったこともあって生徒に外国人がひとりもいなかったのです。そこに外国人の子が一人転校してそれだけで好奇の目で見られていました。それと比べてハワイでは言葉が通じなくてもイジメに遭うこともないですし、そこは日本の方が移住して来られて、お子さんを学校に入れる場合でも安心して通わせられるところです。

日本とアメリカでは教科書の内容も違うし、また教え方もまったく違うと耳にする。日本からハワイに移り住んでハワイの教育を受けさせることが、子供の将来のためになるのか、それは個々の価値観で異なるのかもしれない。次回は、ハワイの学校制度に不慣れな親が学校とコミュニケートするためのヒントを伺う。

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