2025年の振り返り、そして2026年へ―カイナハレハワイ不動産・三田社長の展望

更新日 2025.12.24

長年のお客様との関係が花開いた、実り多い2025年

三田社長:
2025年は、カイナハレハワイ社にとって、これまで蒔いてきた種が次々と花開いた、まさに実り多い年でした。
 

コロナ後の大変な時期も経験しましたが、2025年は「ついに潮目が変わった」と感じる一年でした。たとえば、過去10年ほどのスパンで、セミナーにご参加くださっていたお客様や、以前不動産を検討されたお客様からの購入希望や投資のお問い合わせが相次ぎ、お客様も「攻めに転じた」という印象です。

中には、7〜8年前に数件購入してくださった方が、2025年になって「ハワイ不動産を買い増したい」とワードビレッジの物件を複数まとめて購入された事例などもありました。

また大きなビジネス投資案件なども進んでいます。

ハワイ不動産マーケット全体の動向と富裕層の視点

ただし、ハワイのマーケット全体を見ると、必ずしも活況とは言えない状況が続いています。一戸建ては相変わらず好調ですが、コンドミニアムのマーケットは売り出し価格以下で成立する売買が増えて、在庫が積み上がるなどスローな一年だったといえます。

ハワイ経済の足元も決して明るいとは言えません。連邦政府のシャットダウンで職員の給料が1ヶ月支払われなかったことや、トランプ政権の影響で旅行先としてのアメリカを忌避する国が増えて旅行者が減少したこと、また2026年1月には最低賃金が14ドルから16ドルに引き上げられ、スモールビジネスにとっては厳しさが増します。明るい材料よりは課題のほうが目につく2026年の幕開けとなりそうです。
 

しかし、富裕層の方々は長い目で見て動いています。株高などの追い風を受けている方も多く、全体の経済動向と個々の富裕層の資産状況には、大きな乖離があるのが現実です。

実際、ワードビレッジの新しい高級物件、メリアやイリマなどは、日本人オーナーにもどんどん売れています。これは富裕層の投資マインドがまだまだ健在であり、ハワイ不動産への関心も依然として高いことの証だと思います。
 

円ドルレート150円時代―「待つ」から「織り込む」へ

円ドルレートについて、日本のお客様からよく相談を受けます。この数年は145-160円レンジでアップダウンを推移しています。私が感じているのは、日本の方にとって、数年前まで顕著だった「円高に戻るタイミングを待つ」という姿勢から、「この150円前後のレートを織り込んで動く」というマインドに変わってきているということです。さらに円安になる可能性も否定できません。

実際、7年前に1ドル110円台でハワイの物件を購入されたお客様が、今年150円台でも追加購入を決断されました。円高時代を知っている方であっても、マインドを切り替えて投資する意識に変わってきています。

そのマインドの変化は、だんだんと富裕層だけでなく一般の方にも浸透してきたと感じていて、たとえば2025年12月のホノルルマラソンは、過去最高の日本人参加者となりました。今まで「円安だから」と足踏みをしてハワイ旅行を躊躇していた層も、長い停滞に痺れを切らして動き出すのではないかと期待しています。

円高時代に購入された方々の売却ニーズも続く

一方で、過去に円が強かった時期に物件を購入された方々からの売却希望も、まだ続いています。購入時と比べて円換算で2倍、3倍になっているケースも多く、「そろそろ売ってもいいかな」と考える方も少なくありません。

ただ、私としては、余裕のある方や次世代に引き継ぐことを考えている方には、長期保有をお勧めしています。ハワイ不動産の価値は長期的に見れば安定していますし、次の世代のための安定資産として保有し続ける方が、絶対に良いと思うからです。

多様化するハワイへの投資ニーズ

2025年は、様々な投資ニーズ、そしてハワイ移住ニーズを肌で感じた年でもありました。
 

たとえば、日本の気候変動も、富裕層がハワイ移住を考える大きな要因になっています。年々過酷さを増す日本の夏の暑さや、頻発する洪水などの自然災害。ハワイの気候の良さ、自然災害の少なさの価値が、相対的にどんどん上がっていると感じます。

また、純粋な投資先としてのハワイ不動産の収益性・安定性を評価する投資家も増えています。弊社では約80件の長期賃貸管理をお任せいただいておりますが、賃貸ニーズは活発で、強気な賃料設定でも借り手が見つかるマーケットです。
 

さらに日本からは、ビジネスでハワイに進出したい、E-2ビザを取得したいという相談も増えており、飲食業での進出希望の方のビジネスとビザ取得のサポートを、複数行っています。弊社「カイナハレハワイ不動産」への投資や買収の打診も数多くお寄せいただくなど、ビジネス投資先としてのハワイも注目されています。

個人から法人まで、ハワイを投資先として検討されている層の厚みを実感しました。

2026年へ向けて―変わらぬハワイの不動産の魅力をお届けします

過去に比べるとスローな2025年だったとはいえ、ハワイ不動産は依然として大きな値崩れも起きず、安定的な売買が行われています。ハワイ不動産の人気の原点とも言える「オーシャンビュー」と「ワイキキ」のコンドミニアムは、依然として高い価値を持っています。世界中どこを探しても、ワイキキのようなロケーション、あの景色、あのライフスタイルを提供できる場所は限られており、その安定した資産価値を求める富裕層の動きは2026年も活発であると見ています。

2026年1月には日本に出張し、お客様とのミーティングを予定しております。
その際には数多くの2〜3億円ほどのレンジで購入可能な「オーシャンビュー」の価値ある物件をピックアップしてご紹介できるように準備していく予定ですので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。 

来年以降はもっと大きく飛躍できるように、いろいろな施策を考えています。ホテルでのテレビコマーシャルの再開やSNS活用など、もっと多くの方にカイナハレハワイを知っていただく仕掛けを考えています。
 

これからハワイ不動産を考える方には、ぜひ長い目で、そして家族の未来も含めて検討していただきたいと思います。私たちカイナハレハワイは、これからもお客様一人ひとりに寄り添い、長いお付き合いを大切にしていきます。
 

2026年も、皆様とハワイで素晴らしいご縁を紡いでいけることを楽しみにしています。

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