ハワイ・ワイキキで人気を集めるプラントベースデザートブランド「BANÁN(バナン)」が、日本市場に再び挑戦する。
日本展開を手掛けるのは、ホノルルコーヒージャパンの社長であり、ハワイブランドの日本再進出を手掛けてきた萩原利貴氏。ホノルルコーヒーの日本再上陸に続き、今度はBANÁNを日本へ。その背景と、ハワイの食文化を日本へ広げるビジョンについて語ってもらった。

BANÁNとの出会い。「初めて食べたとき衝撃を受けました」
BANÁNはハワイ・ワイキキで誕生したプラントベースのスイーツブランド。凍らせたバナナをベースにしたソフトクリームのようなデザートで、こっくりとしたリッチなテクスチャーながら、砂糖や乳製品を一切使っていないのが特徴だ。
萩原さん:「BANÁNというブランドには以前から興味を持っていました。実際にハワイで食べてみて、かなり衝撃を受けたんです。砂糖も乳製品も使っていないのに、しっかり満足感がある。どうやって作っているんだろうと、本当に驚きました。」
パイナップルやマンゴーなどのフレッシュフルーツに、カカオニブ、ハチミツなどのトッピングを組み合わせることで、自然な甘さと栄養価の高い一皿に仕上げている。
「自然の甘みだけで作られているから罪悪感なく食べられる、いわばギルティフリーなデザート。意外とペロリと食べられるし、腹持ちもいい。バナナはヘルシーな食材だし、魅力的だと思いました。」

ハワイの“ヘルシーな食文化”を日本へ
ハワイのスイーツといえば、甘くてボリュームのあるデザートを思い浮かべる人も多い。しかし萩原氏は、BANÁNのようなヘルシー志向の食文化もハワイの魅力のひとつだと語る。
「ハワイのデザート=パンケーキに山盛りのホイップクリームといったというイメージももちろんあります。でもハワイには自然で健康的なイメージという側面もあり、ローカルボーイたちが作り上げたBANÁNはまさにそれを体現しているブランドだと言えます。 フルーツをベースにした自然な甘さのデザートは、ヨガやボディメイクに励む人たちが増えている今の時代にもフィットしていて、デザートというより、むしろ“食事とデザートの中間”という感じですね。1皿で栄養バランスもいい。スーパーフードのような存在です。」

BANÁN日本再上陸の背景
実はBANÁNは、約5年前にも日本に出店していた。しかしその後一度撤退している。今回の再進出は、萩原氏にとっても新たな挑戦となる。
「2026年はまず、東京・名古屋・大阪のポップアップからスタートする予定です。その反応を見ながら、来年には常設店を出したい。場所は表参道のような一等地を狙いたいですね。」
BANÁNの創業者との出会いも、日本展開を決めた大きな理由のひとつだという。
「BANÁNのオーナーの一人、マットと一緒にラジオに出演したことがあったんですが、彼らは日本へのリスペクトがとても強いんです。普通は海外ブランドを日本に持ってくると、日本流のアレンジを巡って衝突が起きることも多い。でもBANÁNはハワイ側のこだわりを守りながら、日本独自のトッピングなどにも柔軟に対応する余地を持ってくれました。」
ただ、ハワイを愛する萩原さんだけに、「ハワイらしさやオリジナリティ」を守りながら「日本の消費者へ合わせたローカライゼーション」をどこまで加えるか。そのバランスの取り方が、最も頭を悩ますところだそうだ。
ホノルルコーヒーに続く“ハワイブランド再進出請負人”
萩原氏は、自らを「ハワイに人生を変えられた男」と語る。
ホノルルコーヒーの日本再上陸を手掛け、成功させたことでも知られる萩原さんだが、BANÁNの日本展開にも関わることで、“ハワイブランド再進出の請負人”のような存在になりつつある。
「ホノルルコーヒーに続いて、BANÁNも日本再進出のブランドになります。自分としては、ハワイの魅力あるブランドを日本に届ける橋渡しをしている感覚ですね。ホノルルコーヒーに来てくださる方も7割ほどはハワイ旅行に行ったことのある方たちです。ハワイと日本の行き来を再び盛り上げること、”またハワイに行きたい”というハワイファンの気持ちを日本側から高めることも常に考えています。」
ホノルルコーヒーも、人気ブランドとのコラボグッズ発売の計画など、また話題を呼びそうな企画も進行中で、店舗数も着々と増えている。
将来的には、さらに大きな構想もあるという。
「今はホノルルコーヒージャパンとしてBANÁNを展開していますが、将来的にはハワイの食ブランドを日本に紹介する“総合商社”のような会社に発展させる可能性もあると思っています。」
ハワイの食文化とアロハスピリットを日本へ広げる萩原氏の挑戦はまだ始まったばかりだ。
ホノルルコーヒージャパン株式会社


